男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/トロント、ハード)は10日、シングルス決勝が行われ、第13シードの
JW・ツォンガ(フランス)が第2シードの
R・フェデラー(スイス)を7-5, 7-6 (7-3)で下し、同大会初の優勝と今季初のタイトルを獲得した。
両者は過去に15度対戦しており、今回が16度目の顔合わせとなった。ツォンガはフェデラーとの対戦成績を5勝11敗とした。
この試合、ツォンガはファーストサービスが入った時に94パーセントと高い確率でポイントを獲得し、フェデラーに1度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開した。さらにツォンガは、第1セットでフェデラーのサービスゲームを1度ブレークに成功、第2セットのタイブレークを制して1時間47分で優勝を手にした。
今大会ツォンガは、3回戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、準々決勝で第8シードの
A・マレー(英国)、準決勝で第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)らを下し、決勝でフェデラーに勝利して今季初のタイトル獲得となった。
《ツォンガvsジョコビッチの記事はこちら》ツアー10勝をあげているツォンガだが、今季はまだ優勝しておらず、今年2月のオープン13決勝では、
E・ガルビス(ラトビア)に敗れて今季初のタイトル獲得を逃していた。今回はツアー11勝目を果たした。
また、昨年の同大会は怪我を理由に欠場した。
一方、フェデラーは過去の同大会で2004・2006年と2度の優勝、2007・2010年と2度の準優勝を果たしており、今回は大会3度目のタイトル獲得を狙うも、ツォンガに敗れて準優勝となった。
8日に33歳の誕生日を迎えたフェデラーは、ツォンガと同大会で過去に2度対戦していたが、2009年の準々決勝、2011年の3回戦共に敗れており、今回同大会3度目の対戦となるもフェデラーはツォンガに勝利とはならなかった。
フェデラーもまた、昨年の同大会を欠場しており、具体的な欠場理由は明かされていなかった。
今大会後は今週から始まるW&Sマスターズに、フェデラーは第2シードとして、ツォンガは第12シードとして出場することとなっている。
■関連記事■
・フェデラー キャリア80勝狙う・ナダル サポーター着用し練習・フェデラー 誕生日に勝利飾る・ツォンガ マレー下して4強入り
■関連動画■
・全英でナダルを下した新星キリオスを特集!・ヒューイットが得意の芝でツアー通算30勝を達成!