男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/トロント、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、第13シードの
JW・ツォンガ(フランス)が第8シードの
A・マレー(英国)を7-6 (7-5), 4-6, 6-4のフルセットで下し、ベスト4進出を決めた。
両者は過去に10度対戦しており、今回が11度目の顔合わせとなった。ツォンガはマレーとの対戦成績を2勝9敗とした。
この試合、ツォンガは試合を通して18本のサービスエースを決めた。
第1セットは両者サービスキープのままタイブレークへ。タイブレークの7-5でツォンガが先制した。
第2・第3セットはブレーク合戦となり、第2セットはツォンガが1度ブレークに成功するも、マレーに2度のブレークを許してマレーにゲームカウント4-6で追いつかれる。しかし、ツォンガは第3セットでマレーに1度ブレークを許すも、それを上回る2度ブレークに成功して、ゲームカウント6-4でマレー戦を制してベスト4入りを決めた。
準決勝でツォンガは、第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。
両者は過去に3度対戦しており、3勝0敗とツォンガが全勝している。
今大会ツォンガは、3回戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を4年ぶりで12試合ぶりに下しての勝ち上がりとなった。2011年のBNPパリバ・マスターズ準々決勝では不戦勝によりツォンガが勝利しているが、実際に対戦して勝利したのは2010年の全豪オープン準々決勝以来となる。
《ツォンガ 4年、12試合ぶり勝利の記事はこちら》ツォンガは過去の同大会で、昨年は怪我を理由に欠場した。2009年・2011年も今回と同じベスト4進出を決めており、2009年に準決勝進出を果たした時は、当時世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)を破っての4強入りとなった。
また2011年の3回戦でも、ツォンガはフェデラーと対戦しており、その時もツォンガが勝利した。
《ツォンガvsフェデラーの記事はこちら》一方、マレーは過去同大会で2009・2010年に2連覇を達成しており、昨年は3回戦で
E・ガルビス(ラトビア)に敗れて姿を消していた。
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