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男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・マスターズ(カナダ/モントリオール、賞金総額243万ドル、ハード)は11日、シングルス3回戦がナイトセッションで行われ、第13シードのJW・ツォンガ(フランス)が第3シードのR・フェデラー(スイス)を7-6 (7-3), 4-6, 6-1で下し、ベスト8に進出した。
フェデラーはこれまでツォンガに対し2敗を喫していたが、その2試合ともにリードした展開からの敗戦となっており、フェデラー自身も「普通ではない」と言う様な試合だった。
この日のフェデラーは、第1セットで3本のブレークチャンスがあった。そのうちの1本はセットポイントと、何度もあったチャンスを取りこぼしたフェデラーは、タイブレークの末に57分でこのセットを落としてしまう。
第2セットでは序盤でブレークに成功したフェデラーが2-1とリードを奪うと、そのままサービスキープを続けセットオールとする。しかし第3セットに入るとツォンガが一気に攻勢に転じ、ゲームカウント5-0と大きくリードを奪い、最後は第7ゲームをしっかりとキープしてゲームセットとなった。
「彼は自信に溢れているし、第3セットは素晴らしいプレーだった。」とフェデラー。「最初の2セットは競っていました。第1セットを取るべきだったと思います。何本かチャンスもありました。第2セットではサービスキープが出来ました。勝てた試合かも知れませんが、彼は試合を終らせることができました。」
2年前の今大会でも両者は対戦しており、その時はフェデラーが第3セット5-1とリードしたものの、そこからツォンガが逆転に成功していた。また今年のウィンブルドンでは、ツォンガが2セットダウンからの逆転で勝利している。
フェデラーから3勝目となったツォンガは「最高の試合でした。今晩は、本当に良いプレーでした。チャンスをミスすることもありませんでした。彼より先にブレークも出来ました。この試合の勝ち方には、とても満足しています。」と、会心の試合を振り返った。
「準々決勝に進めて嬉しいです。3回戦でフェデラーとの対戦はタフなドローでした。体を休めて、明日の試合に備えたいと思います。」と語ったツォンガは、第8シードのN・アルマグロ(スペイン)と準々決勝で対戦する。アルマグロはこの日、第10シードのR・ガスケ(フランス)を7-6 (7-5), 6-3で下している。
この他の試合の結果は以下の通り。
N・ジョコビッチ(セルビア) (1) ○-× M・チリッチ(クロアチア), 7-5, 6-2
G・モンフィス(フランス) (5) ○-× V・トロイキ(セルビア) (12), 3-6, 7-6 (7-0), 7-6 (7-5)
M・フィッシュ(アメリカ) (6) ○-× E・ガルビス(ラトビア), 4-6, 6-3, 6-4
T・ベルディフ(チェコ共和国) (7) ○-× I・カルロビッチ(クロアチア), 6-3, 7-6 (7-2)
S・ワウリンカ(スイス) (14) ○-× K・アンダーソン(南アフリカ), 6-4, 4-6, 6-4
J・ティプサレビッチ(セルビア) ○-× I・ドディグ(クロアチア), 6-1, 6-4
今大会の優勝賞金は45万ドル。
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