男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は14日、シングルス3回戦が行われ、第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)が
S・ジョンソン(アメリカ)を6-7 (7-9), 6-3, 7-6 (7-4)の逆転で下し、ベスト8進出を決めた。
両者はシティ・オープン男子準々決勝で1度だけ対戦しており、その時もラオニチが勝利している。
この試合、ラオニチは試合を通して30本ものサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時に93パーセントと高い確率でポイントを獲得し、得意のサービスで圧倒した。さらに、ジョンソンのサービスゲームを2度ブレークに成功して2時間13分で勝利をおさめた。
準々決勝でラオニチは、第15シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)と対戦する。
ビッグサーバーのラオニチは、全仏オープン準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるもベスト8進出、5月のBNLイタリア国際男子準決勝ではジョコビッチに敗れるもベスト4入りと、安定した成績を残していたが、今季はまだ優勝を飾っていなかった。
しかし、先日のシティ・オープン男子決勝で、同胞の
V・ポスピシル(カナダ)を下して今季初のタイトル獲得を果たした。
《ラオニチ優勝の記事はこちら》今年のウィンブルドンでは、準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れるも、グランドスラム初のベスト4入りを果たし、大会後に発表された世界ランキングでは、自己最高位となる6位に浮上した。
《ラオニチ初ベスト4進出の記事はこちら》また、同日に行われた男子シングルス3回戦では、第6シードの
D・フェレール(スペイン)が
M・ユーズニー(ロシア)を7-5, 6-0のストレートで下し、第15シードのフォニュイーニが
ルー・イェンスン(台湾)を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、
J・ベネトー(フランス)が
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)を7-5, 6-1で下して、それぞれ準々決勝進出を決めた。
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