男子テニスツアーのシティ・オープン男子(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は3日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
M・ラオニチ(カナダ)が同胞の
V・ポスピシル(カナダ)を6-1, 6-4のストレートで下し、今季初のタイトル獲得を果たした。
両者は今回が2度目の対戦となり、ラオニチはポスピシルとの対戦成績を2勝0敗とした。
この試合、ラオニチはファーストサービスが入った時に92パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ポスピシルのサービスゲームを6度のブレークチャンスから4度ブレークに成功して1時間7分で優勝を手にした。
ラオニチは、6月のウィンブルドン準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れるも、グランドスラム初のベスト4入りを果たし、大会後に発表された世界ランキングでは、自己最高位となる6位に浮上した。
《ラオニチ4強入りの記事はこちら》全仏オープンでは、準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるもベスト8進出、5月のBNLイタリア国際男子準決勝ではジョコビッチに敗れるもベスト4入りと、安定した成績を残しているが、今季はまだ優勝を飾っていなかった。しかし、今回ポスピシルに勝利して今季初のタイトルを獲得した。
《ラオニチvsジョコビッチの記事はこちら》一方、ラオニチに敗れて準優勝となったポスピシルは、今年のウィンブルドンのダブルスに
J・ソック(アメリカ)と組んで出場。決勝では
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組をフルセットで下し、初めてコンビを組んで出場したポスピシル/ ソック組が初優勝を飾った。
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