男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第8シードの
A・マレー(英国)を6-3, 7-5で下し、ベスト4進出を決めた。
両者は今回が22度目の対戦となり、フェデラーはマレーとの対戦成績を11勝11敗とした。
この試合、フェデラーは試合を通してファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得した。
マレーのサービスゲームからスタートした第1セット、フェデラーは第1ゲームでブレークチャンスを握るも、マレーがそれをしのいだ。その後フェデラーは、第3ゲームでもブレークチャンスを握るも活かすことが出来ず、両者サービスゲームキープとなった。
フェデラーは序盤から積極的にネットプレーをするが、後半になってボレーのネットミスが目立った。しかし、第5・第9ゲームと2度のブレークに成功したフェデラーが、このセットをゲームカウント6-3で先取した。
続く第2セットでは、第3・第5ゲームとマレーに2度のブレークを許し、ゲームカウント1-4とリードされるフェデラーだったが、そこから2度のブレークに成功して4ゲーム連取する強さを見せた。また、長いラリー戦からフェデラーがダウンザラインを決め、観客を沸かせた。
そして最終ゲームとなった第12ゲームでもブレークに成功したフェデラーが、ゲームカウント7-5でマレーとの22度目の対戦を制した。
準決勝でフェデラーは、第5シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
フェデラーとラオニチは過去に5度対戦しており、対戦成績は5勝0敗とフェデラーが全勝している。
直近の対戦は今年のウィンブルドン準決勝で、その時はフェデラーがストレートでラオニチに勝利した。
《フェデラーvsラオニチの記事はこちら》過去の同大会でフェデラーは、2005・2007・2009・2010・2012年と5度タイトルを獲得しており、昨年は準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れてベスト8となっていた。今回は大会6度目の優勝を狙う。
今大会上位シード勢は1回戦免除のため、フェデラーは2回戦からの登場。2回戦では、
V・ポスピシル(カナダ)に勝利してマスターズ1000大会で300勝を達成した。
《フェデラー300勝あげる》一方、準決勝進出を逃したマレーは、過去同大会で2008・2011年と2度の優勝を飾っており、昨年は準々決勝で
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に敗れてベスト4進出を逃した。
先週行われたロジャーズ・カップ男子では、準々決勝で
JW・ツォンガ(フランス)に敗れており、今回はマスターズ2大会連続でベスト8となった。
《マレーvsツォンガの記事はこちら》
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