女子テニスツアーのシティ・オープン女子(アメリカ/ワシントンDC、ハード)は3日、シングルス決勝が行われ、
奈良くるみ(日本)が元世界ランク2位で第6シードの
S・クズネツォワ(ロシア)に3-6, 6-4, 4-6で敗れて、ツアー通算2勝目とはならなかった。
両者は今回が初めての顔合わせとなった。
この試合、第1セットの第3ゲームで奈良くるみはクズネツォワにブレークを許すも、その後すぐにブレークバックに成功。しかし、第7・第9ゲームでブレークを許した奈良くるみは、第1セットをゲームカウント3-6で落とす。
第2セットでは、元世界ランク2位のクズネツォワの強烈なストロークと勢いあるプレーに圧倒され、ゲームカウント0-3とリードを許す。そこから息を吹き返した奈良くるみは、その後5ゲーム連取し、ゲームカウント6-4で巻き返して追いついた。
第3セットは、両者サービスキープとなり、奈良くるみは最後まで攻め続けたが、最終ゲームとなった第10ゲームでクズネツォワにブレークを許して、ゲームカウント4-6で敗れた。
22歳の奈良くるみは、2月に行われたリオ・オープン女子で、WTAツアー初優勝を飾っており、今回はリオ・オープン女子以来の決勝進出となり、ツアー通算2勝目を狙うも元世界ランク2位のクズネツォワを前に敗れることとなった。
奈良くるみは、今大会のダブルスに
桑田寛子(日本)と組んで出場しており、決勝で第2シードの
青山修子(日本)/ G・ダブロウスキ(カナダ)組との日本人対決に敗れて準優勝となっており、単複共に準優勝でこの大会を終えた。
一方、奈良くるみに勝利した29歳のクズネツォワは、2004年の全米オープンと2009年の全仏オープンで優勝を果たし、自己最高ランキングは2007年に2位を記録している。
■関連記事■
・奈良くるみ ツアー2勝目に王手・女王セリーナ 大会3連覇なるか・全英準Vリシキ 最速サーブ記録・16歳大坂 なおみ 元4位破る大金星
■関連動画■
・フェデラーの成功を支えている影の立役者を特集!・全英通算7勝サンプラスが芝で無類の強さを誇った秘訣!