ウィンブルドン4回戦で第2シードの
R・ナダル(スペイン)を下し、初のベスト8進出した19歳のN・キルジオスは12日、コーチのサイモン・リー氏を解任した。
キルジオスは自身のウェブサイトで二人のオーストラリア人コーチ、ジョシュ・イーグル氏とトッド・ラーカム氏を新たに迎え、キルジオスの故郷であるオーストラリアのキャンベラで過ごす時間を増やすと発表している。
19歳のキルジオスはニュージーランド人のサイモン・リー氏とメルボルンを拠点に活動しており、2013年全豪オープンジュニアで優勝した頃からのコンビだった。
キルジオスのグランドスラム本戦出場5度目にしてベスト8に進出したのはここ10年で最速の記録となる。
ウィンブルドンで2度の優勝経験をもつナダルを下し、準々決勝で
M・ラオニチ(カナダ)とのビッグサーバー対決は敗れたものの、一躍注目を集めたキルジオスはウィンブルドンベスト8進出したことにより、出場前の世界ランキング144位から78上げ、66位とし自己最高位を大きく更新した。
《キルジオスvsナダル ウィンブルドン4回戦の記事はこちら》またナダルを破ったインパクトだけでは無く、今年のウィンブルドンで確実に結果を残している。
キルジオスの準々決勝まで(5試合)の成績は次の通りとなっている。
・サービスエース本数 128本 2位
・サービス最高速度 約214キロ 16位タイ
・ダブルフォルト回数 15度 ワースト9位タイ
・ファーストサービスリターンポイント 117ポイント 4位
・セカンドサービスリターンポイント 106ポイント 6位
・ブレークポイント獲得数 15度 9位タイ
新体制で臨むキルジオス、
錦織圭(日本)やラオニチ、
G・ディミトロフ(ブルガリア)より下の世代として活躍に期待がかかる。
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