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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は4日に行われる男子シングルス準決勝に登場する4選手は、これまでの男子テニス界を代表するビッグ4と呼ばれる選手と躍進する若手との対戦となる。
第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第11シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第4シードのR・フェデラー(スイス)と第8シードのM・ラオニチ(カナダ)というそれぞれビッグ4と若手対決となる。
これまで37回のグランドスラムで35回の優勝をそのビッグ4と呼ばれるR・フェデラー、R・ナダル(スペイン)、N・ジョコビッチ、A・マレー(英国)で分け合っていた。今年の準決勝へ勝ち進んだそのビッグ4のフェデラーとジョコビッチに挑むのはいずれも23歳のM・ラオニチとG・ディミトロフ。
32歳のフェデラーは史上最多となる17回のグランドスラム優勝を持ち、今回が自身35回目のグランドスラムでの準決勝に臨む。
それに対しラオニチはこれが自身初となるグランドスラムでの準決勝の舞台。
第4シードのフェデラーと対戦する第8シードのラオニチは「ある意味、時を越える事は出来ない。新しい選手が登場し、若手は徐々にステップアップするしかない。そんな僕達は特に今年、どんどん良いプレーをしているんだ。」と徐々にトップへ近付いている事を実感していた。
そして「こうしてそのトップの仲間入りが出来た事は嬉しいし、その4選手の人間としての側面を見られた事も最高の事。」と今の心境を語っていた。
これまでフェデラーとの対戦が0勝4敗のラオニチだが「7回のウィンブルドン・チャンピオンと対戦するのではない。32歳の選手と対戦するのではない。自分が2組の双子の父親になる事はほとんどないと思うけど、そんな父親と対戦するのではない。自分も鮮明に覚えているような数々のタイトルを獲得している選手と対戦するのではないんだ。僕が対戦するのは、今成し遂げたいゴールの前に立ちはだかる選手なんだ。」と対戦へ無心な意欲を燃やしていた。
大会期間中、「非常に調子がいい」とコメントしているフェデラーは全盛期を彷彿させるプレーをみせ、いかにラオニチのサービスゲームを崩すことが出来るのか、ジョコビッチに「ほとんどなすすべがない。」と言わせるほどの強力なサービスを武器とするラオニチはどのようにフェデラーに立ち向かうのか注目が集まる。
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