テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は8日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を3-6, 7-5, 6-2, 6-4で下し、5連覇、9度目の優勝を果たした。
勝利後の
C・ピオリーヌ(フランス)と
F・サントロ(フランス)によるオンコートインタビューでは、第2セットがポイントだったのでしょうかという質問に対して、「いいえ、どのポイントも自分にとって大事なポイントです。この対戦は自分にとって大きな大きな挑戦でした。彼(ジョコビッチ)にはここ4回負けていますから。自分の限界までプレー出来たからこそ、今回倒すことが出来ました。ここ2年とても高いレベルでプレーしてきた彼だから、彼が勝っておかしくなかったと思います。」と答えた。
「とても感動的な1日となりました。決勝に戻ってこれた事もとても嬉しく思います。皆さんに感謝する日ですし、何より忘れられない1日となりました。今、話をするのは凄く難しくて、ごめんなさい。」とコメントした。
表彰式のスピーチでは「皆さんこんにちは、まずはノヴァーク(・ジョコビッチ)、今日も一緒にプレー出来た事を光栄に思うし感謝します。これまでノヴァークが達成してきた事を称えます。これからもがんばって下さい。チャンスはたくさんあります。」
「今日は素晴らしい1日でした。このトロフィーを手に入れる事は私のテニス人生にとって最も大切な事です。本当に素晴らしい1日でした。ありがとう。」
「大会のボランティア、ボールボーイ、関係者の皆様この最高の大会を陰ながら支えてくれてありがとうございます。フィリップ・シャトリエ・コートのファンの皆さんありがとう、このコートは本当に大好きです。人生最後までこの瞬間は思い出に残るでしょう。」
「スポンサーの皆さん、私のチーム、支えてくれてありがとう。家族のみんなに対して感謝の言葉を伝えたいと思います。みんなのおかげでここまで来れました。これまでやってきた事全てに感謝します。また来年会いましょう。ありがとうございました。」とスピーチした。
ナダルとジョコビッチは42度目の対戦となり、ナダルがジョコビッチに23勝19敗とした。
ナダルは前人未到の5年連覇、9度目の優勝という大記録を打ち立てたと同時に、グランドスラム14勝目とし
P・サンプラス(アメリカ)に並び、2位タイとした。
1位は
R・フェデラー(スイス)の17勝となっている。
またこの試合に勝利した事でナダルは9日に発表される世界ランキングで1位を維持する事が決まった。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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