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テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は８日、男子シングルス決勝が行われ、第１シードのＲ・ナダル（スペイン）が第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）を3-6, 7-5, 6-2, 6-4で下し、５連覇、９度目の優勝を果たした。

この試合、ナダルはファーストサービスが入った時７３パーセントの確率でポイントを獲得し、ジョコビッチから６度のブレークに成功し、３時間３１分で勝利した。

ジョコビッチのサービスで始まった第４セット、第１ゲームをキープしたジョコビッチはコートで摂取した水分を戻してしまう場面があった。

その後、両者サービスキープが続くが、第６ゲームでナダルがロングラリーを制しブレークに成功した。この時珍しくナダルは疲労の顔を見せた。

直後第７ゲーム、ナダルはこの試合４度目のダブルフォルト、グランドスマッシュをネットにかけブレークバックを許す。ナダルはグランドスマッシュを放った時に顔をしかめるようなしぐさが見られた。

このセット序盤に比べ表情が良くなってきたジョコビッチだが、ナダルの攻撃的なテニスにポイントを奪えず第１０ゲーム、最後は30-40、ジョコビッチがダブルフォルトを犯し、ブレークに成功したナダルが勝利した。

ナダルは初優勝、生涯グランドスラムを狙うジョコビッチを破り、前人未到の５連覇、９度目の優勝という大記録を打ち立てた。

グランドスラム１４勝目としたナダルはＰ・サンプラス（アメリカ）に並び、２位タイとした。

またこの試合の勝利した事でナダルは９日に発表される世界ランキングで１位を維持する。