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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は8日、男子シングルス決勝が行われ、生涯グランドスラムを狙う第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第1シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。
両者は過去に41度対戦しており、対戦成績は19勝22敗とジョコビッチはナダルにリードを許しているが、ここ最近はジョコビッチが4連勝している。
昨年のチャイナ・オープン男子決勝、ATPワールドツアー・ファイナル決勝、今年に入ってからはソニー・オープン男子決勝、そして先日行われた全仏オープンの前哨戦であるBNLイタリア国際男子決勝と、いずれも決勝という大舞台で対戦し、ジョコビッチがナダルを下して優勝をおさめている。
《両者の前哨戦の対戦記事はこちら》
決勝戦で対戦するナダルについてジョコビッチは「クレーでナダルに勝つのは究極のチャレンジだ。彼がここでどれだけの成功をおさめているかは知っている。でも自分が勝てると信じているし、ナダルを破るのは不可能ではない。前哨戦で彼に勝ってタイトルを手にしたことは、自分がまだ勝てるという大きな自信にもなっているよ。」と話した。
世界ランク2位のジョコビッチは、グランドスラムで6度の優勝を果たすも、全仏オープンでのタイトルはいまだ獲得しておらず、今大会で優勝するとジョコビッチは念願の生涯グランドスラムを達成する。
インタビューでジョコビッチは「(全仏オープンは)ただ1つ手にしていないグランドスラムだ。トロフィーを手にするためにベストを尽くす。」と意気込みを語った。
ジョコビッチは、2008年の全豪オープンで初のグランドスラム優勝を果たし、その後は2011年の全豪オープン、同年のウィンブルドン、全米オープンと、1年で4つのグランドスラムのうち3つのタイトルを獲得するも、同年の全仏オープンではベスト4に終わっていた。
全豪オープンでは、2012年と2013年にもタイトルを獲得しており、大会4度目の優勝と3連覇を達成していた。
また、今大会でジョコビッチが優勝すると、大会後に発表される世界ランキングでジョコビッチはナダルを抜いて1位の座に返り咲くこととなり、ジョコビッチにとって今大会の優勝は王者奪還と生涯グランドスラム達成がかかる大事な一戦となる。
生涯グランドスラムに王手をかけたジョコビッチは、決勝で王者ナダルと対戦する。両者の日本時間6月8日、22時から開始する予定。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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