男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子(スペイン/マドリッド、レッドクレー)は9日、シングルス準々決勝が行われ、第10シードの
錦織圭(日本)が
F・ロペス(スペイン)を6-4, 6-4のストレートで下し、大会初のベスト4進出と12日付に発表される世界ランキングでトップ10入りすることが確定した。
両者は今回が5度目の対戦となり、対戦成績は3勝2敗と錦織が勝ち越した。
錦織は過去同大会で、昨年
R・フェデラー(スイス)を破ってベスト8入り果たしたのが最高成績となっているため、今回は大会初のベスト4進出となった。
先日のバルセロナ・オープン・サバデルではクレーコート初のタイトルを獲得しており、クレーコートで2大会連続の準決勝進出を決めた。
また、大会後に発表される世界ランキングで錦織は、昨年同大会は準々決勝で敗れており、今回はベスト4進出を決めたため昨年の結果にポイントが大きくプラスされる。
現在世界ランク11位の
R・ガスケ(フランス)は今大会欠場、10位のJ・アイズナーは昨年の同大会は2回戦敗退。今回は3回戦敗退とポイントは加算されるが、錦織がベスト4入りを決めて加算される合計ポイントには届かない。
今回ベスト8に勝ち上がっていた
E・ガルビス(ラトビア)が優勝した場合は、錦織のトップ10入りは先延ばしの可能性があったが、準々決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れているため錦織のトップ10入りは確定となった。
準決勝で錦織は、第5シードのフェレールと対戦する。
一方、敗れたロペスは、今回1回戦で
F・デルボニス(アルゼンチン)、2回戦で第15シードのM・ヨージニに勝利し、3回戦ではD・ティエムが棄権を申し入れていたため労せず錦織との準々決勝となっていた。
錦織とフェレールの準決勝の模様は、スポーツチャンネルGAORA SPORTSで生中継される予定。
【番組名】
ATPテニス ワールドツアー マスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン<準決勝>」
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