男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子（スペイン/マドリッド、レッドクレー）シングルス準々決勝、第１０シードの錦織圭（日本）がＦ・ロペス（スペイン）と対戦する。
そしてこの試合で錦織が勝った場合、世界ランキングトップ１０に入る可能性が高まる。
錦織は、先月のバルセロナ・オープン・サバデルで優勝を果たし、大会後に発表された世界ランキングでは１７位から５つ上げて１２位と、錦織の自己最高位の１１位に大きく近づき、トップ１０入りまで目前とした。
昨年の同大会で錦織は、準々決勝で敗れているため、今回ベスト４進出を決めると昨年の結果にポイントが大きくプラスされる。
現在世界ランク１１位のＲ・ガスケ（フランス）は、今大会を欠場しているためポイントは加算されず、１０位のＪ・アイズナー（アメリカ）は昨年の同大会は２回戦で敗退。今回は３回戦で敗退とポイントは加算されるが、錦織がベスト４入りを決めた場合の合計ポイントには届かない。
錦織の１つ下で１３位のＪＷ・ツォンガ（フランス）は、昨年の同大会ではベスト８入りを果たしたが、今回は２回戦で敗退となっているためポイントは減少する。
１４位のＧ・ディミトロフ（ブルガリア）は、今回の結果は昨年同様３回戦で敗れており、ポイントは加算されない。
そのため、錦織はガスケ、アイズナーを抜いてトップ１０に入る可能性がある。
しかし、現在ムチュア・マドリッド・オープンに勝ち残っている世界ランク２０位のＥ・ガルビス（ラトビア）が優勝した場合、錦織のトップ１０入りは先延ばしとなる。
錦織が準々決勝で敗れた場合は、昨年同様の結果になるためポイントは加算されず、ランキングに変動なく１２位となるが、ガルビスが優勝した場合は１つ下げて１３位となる可能性がある。
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