27日、男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦で強豪カナダと対戦する日本代表メンバーの
錦織圭(日本)、
添田豪(日本)、
杉田祐一(日本)の3選手と監督の植田実氏が、柴又帝釈天で必勝祈願と記者会見を行った。
植田監督はカナダ戦に向けて「ワールドグループの戦いですから、簡単ではないのは我々全員がわかっている。まずは1人1人の力を発揮するしかない。また、場所が聖地の有明コロシアムで出来るという事も含めて、なにか我々に運が向いているのではないかとも感じています。」と、話した。
エースの錦織は「まずは、ここが1番の目標になってくる。カナダは昨年ベスト4に入ったり、
M・ラオニチ(カナダ)がいたり、強いチーム。僕らもレベルアップをしていると思うので、勝ちを目指して戦いたいと思います。」
添田豪は「昨年は厳しい戦いを勝ち抜いた。勝てるように頑張りたいです。」
杉田祐一は「カナダは強いですが、チーム一丸になれば絶対に勝てると思う。力になれるように頑張りたいと思います。」
メンバーの
内山靖崇(日本)はチャレンジャーに参戦しているため、この日は欠席となった。
ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)で日本はコロンビアと対戦し、1勝2敗と追い込まれるも、大会3日目に錦織と添田豪がシングルスで2勝をあげ、通算3勝2敗で見事ワールドグループ復帰を決めた。
日本と対戦するカナダ男子選手は世界ランキングトップ100に2名おり、ラオニチと
V・ポスピシル(カナダ)の実力者が揃っている。
デビスカップは他の大会とは異なる形式となっており、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利することとなる。
先週、全豪オープンで錦織は2年ぶりのベスト8進出を逃すも、4回戦で世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)と大激闘を演じた。また、添田豪は1回戦で3度の準優勝を誇る
A・マレー(英国)に1回戦で敗れた。杉田祐一と内山靖崇は予選敗退となった。
【ワールドグループ1回戦】
2012年2月 ×日本 vs. ○クロアチア, 2-3
【ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)】
2012年9月 ×日本 vs. ○イスラエル, 2-3
【アジア・オセアニア・ゾーン1部1回戦】
2013年2月 ○日本 vs. ×インドネシア, 5-0
【アジア・オセアニア・ゾーン1部2回戦】
2013年4月 ○日本 vs. ×韓国, 3-2
【ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)】
2013年9月 ○日本 vs. ×コロンビア, 3-2
【ワールドグループ1回戦】
2014年1月 日本 vs. カナダ
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