テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は14日、男子シングルス1回戦が行われ、
添田豪(日本)は第4シードで世界ランク4位の
A・マレー(英国)に1-6, 1-6, 3-6のストレートで敗れ、2年連続の初戦突破とはならなかった。
この試合、フォア・バックともに安定したストローク戦を展開するマレーに対し、添田豪は試合の流れを掴む事が出来ず、1時間27分で敗れた。また、ファーストサーブが入った時のポイント獲得率を80パーセントとするマレーに、12本のサービスエースを決められた。
試合後、添田豪は「自分からポイントをとりにいかないと、なかなか攻撃させてくれなかった。思い描いていたようにはいかなかった。気持ちをリセットして、改めて挑戦したいと思います。」と、コメント。
昨年の全豪オープンで添田豪は
L・サビル(オーストラリア)を下し、大会初の勝利をあげていた。その後は一時不調に陥り、勝利をあげられない時期が続いた。しかし、予選から出場したウィンブルドンでは本戦2回戦まで勝ち進み、復活の兆しをみせた。
さらに国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では、2勝2敗と重圧がかかる中、添田豪の勝利により日本は通算3勝2敗でワールドグループ復帰を決めた。
一方、添田豪を破ったマレーは、2012年の全米オープンでグランドスラム初のタイトルを獲得。さらに2013年にはウィンブルドンで1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を果たす快挙を達成した。
また、全豪オープンでは2010・2011・2013年に準優勝を飾っており、今年は大会初の優勝を狙う。
2回戦でマレーは、
V・ミロ(フランス)と対戦する。
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《全豪オープンテニス2014みどころ》(コメントはWOWOWから抜粋)