男子テニスのエキシビション大会であるAAMIクラシック(オーストラリア/クーヨン、ハード)は11日、シングルス決勝が行われ、世界ランク17位の
錦織圭(日本)が同7位のT・ベルディフを6-4, 7-5のストレートで下し、大会初優勝を飾ると同時に、13日から開幕する全豪オープンに勢いをつけた。
元世界ランク2位でコーチの
M・チャン(アメリカ)が見守る中行われた決勝戦、第1セットを先取した錦織は第2セットに入っても勢いを維持し、最後はバックハンドのウィナーを決めてベルディフに勝利した。
今大会では大会1日目に
G・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで破ったが、2日目にはベルディフに完敗を喫していた。
そして、決勝進出を果たしたベルディフと
R・ガスケ(フランス)が優勝を争う予定だったが、ガスケの出場辞退により、錦織が出場する事となっていた。
公式戦で錦織とベルディフは過去4度対戦しており、錦織が3勝1敗と勝ち越している。
13日から開幕する全豪オープンに錦織は第16シードで出場し、1回戦で世界ランク56位で地元期待の
M・マトセビッチ(オーストラリア)と対戦する。
昨年の全豪オープンで錦織は2年連続のベスト16進出を果たすも、4回戦で
D・フェレール(スペイン)に敗れた。錦織の全豪オープンでの最高成績は2012年のベスト8進出で、その時は4回戦で
JW・ツォンガ(フランス)を破り8強入りを果たしている。
また、先週行われたブリスベン国際男子に第2シードで出場した錦織は、準決勝で元王者の
L・ヒューイット(オーストラリア)に逆転負けを喫して2年連続で決勝進出を逃した。
24歳の錦織は、これまでツアー公式戦で3度の優勝を飾っている。
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