男子テニスで世界ランク17位の
錦織圭(日本)が自身の公式ブログで、2013年の試合で思い出に残る試合を振り返り、そのうちの1つに10月に行われたBNPパリバ・マスターズ2回戦の
JW・ツォンガ(フランス)戦をあげた。
「1-6, 7-6 (7-4), 7-6 (9-7)でした。1セット目は相手の完璧なプレーに圧倒されましたが、2セット目は1ゲームずつをしがみついて戦い、ギリギリで奪うことができました。ツォンガのサーブや攻撃的なフォアやサーブにてこずり、なかなか自分から打ち込んでいけませんでした。自分のサービスゲームだけは思い切りやろうと思い、ファイナルセットもタイブレークまで粘りました。」
今季最後の大会となったBNPパリバ・マスターズにノーシードで出場した錦織は、1回戦で
J・ベネトー(フランス)完勝、2回戦では上海マスターズでも対戦したツォンガと顔を合わせた。
第1セットをあっさり落としてしまった錦織は、第2セットからフォアハンドのパッシングショットを決めるなどの出本来の力を取り戻す。そして、勝敗がかかる第3セットではファーストサーブが入った時のポイント獲得率を100パーセントとした錦織は、2時間27分で勝利をものにした。
「たしか、相手に2、3本マッチポイントを許しましたが、勝利をもぎとることができました。紙一重の戦いで、運も味方してくれたと思いますが、ひさしぶりにテニスが持つ独特な心理戦を乗り越えた充実感が残りました。」
「やはり勝ってこそですがこういうシビアな戦いを勝ちきれたのは楽しかったです!」
この対戦で、錦織はツォンガとの対戦成績を3勝1敗とした。
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