男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープンで大会2連覇を逃してしまった
錦織圭(日本)は、その後上海マスターズ、スイス・インドア、BNPパリバ・マスターズの3大会に出場した。
全米オープンでまさかの初戦敗退に見舞われた錦織は、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦にエースとして出場し、完全復活を印象付けるプレーを披露。そして、楽天ジャパン・オープンでは1回戦で大逆転勝利を収めるも、準々決勝で
N・アルマグロ(スペイン)にフルセットで敗れた。
そして、上海マスターズに第12シードで出場した錦織は1回戦で
G・ディミトロフ(ブルガリア)、2回戦で
J・メルツァー(オーストリア)に勝利するも、3回戦で
JW・ツォンガ(フランス)にストレートで敗れた。
準優勝の経験があるスイス・インドアでは2回戦で
I・ドディグ(クロアチア)に完敗を喫した。
今季最後の大会となったBNPパリバ・マスターズにはノーシードでの出場となり、1回戦で
J・ベネトー(フランス)にストレートで勝利して初戦突破。2回戦では上海マスターズでも対戦したツォンガと顔を合わせた。
この試合、第1セットで錦織はファーストサーブが入った時のポイント獲得率を100パーセントとするツォンガに押され、このセットをゲームカウント1-6で落としてしまう。しかし第2セットに入ると、徐々にギアを上げた錦織はパッシングショットを決めるなどで、このセットをタイブレークの末に取る。
勝敗がかかる第3セットも第2セットに続きタイブレークヘ。そして、タイブレーク6-7の場面で錦織はツォンガにマッチポイントを握られるもセカンドサービスでのエースを放ち、このピンチをしのぐなどで、2時間27分の激闘の末に勝利した。
試合後、錦織は「最後まで押され気味のテニスだったけど、しっかり大事なポイントを取った。最後はラッキーもあり、この長い試合を勝てたのは嬉しい。」と、当時勝利の喜びを語っていた。
3回戦では、3試合連続のフランス勢となる
R・ガスケ(フランス)と対戦する事になる。
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