男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)の2回戦でトップ10の
JW・ツォンガ(フランス)を大接戦の末に下して3回戦進出を決めた
錦織圭(日本)。しかし、錦織は相性の悪い
R・ガスケ(フランス)と3回戦で顔を合わせる事になる。
試合前、両者の対戦成績は0勝3敗と錦織はガスケに3連敗していた。ガスケと4度目の対戦となった錦織は「次も勝ちたい。」と、意気込みを語っていた。
錦織は今年のロジャーズ・カップ男子3回戦でガスケと対戦し、その時ガスケに勝利していた場合は世界ランキングでトップ10入りの可能性があった。しかし、その際に逆転負けをした錦織はガスケにトップ10入りを阻まれる結果となった。
4度目の対戦、錦織はガスケのバックハンドにボールを集め、隙があればネットに出てボレーで決めた。しかし、徐々に鋭いシングルバックハンドを決められるなどでガスケに試合の流れが傾いてしまう。
加えて、大会を通して好調だったサービスがこの日は安定せず、7本のダブルフォルトを犯した事が影響してガスケに3度のブレークを許してしまい、1時間25分で3回戦敗退となった。
勝利したガスケは錦織を下した事により、2007年以来6年ぶり2度目のATPワールドツアー・ファイナルへの切符を手に入れた。
一方、今シーズンを終えた錦織は以前「今年は最高ランクでもある11位に入れたり、トップ10も目指せるところにきた。また、トップ選手に勝ったり、目標とする
R・フェデラー(スイス)に勝てたり、大きな収穫もあった。」と、コメントした。
今年、錦織はアメリカ国際インドアテニス選手権でツアー3勝目を飾り、5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子ではグランドスラム歴代最多17度の優勝を誇るフェデラーに勝利する大金星をあげた。
錦織は36勝19敗で今シーズンを終えた。錦織の2014年シーズンは、12月29日から開幕するブリスベン国際男子からスタートする。同大会にはフェデラーら強豪が出場する予定となっている。
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