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男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は1日、シングルス1回戦が行われ、大会連覇を狙う第4シードの錦織圭(日本)が元世界ランク8位のJ・メルツァー(オーストリア)を6-7 (4-7), 7-5, 6-2の逆転で下し、辛くも2回戦へ駒を進めた。
この試合、世界ランク13位の錦織は第1セットを落とし、第2セットもゲームカウント2-5と崖っぷちに追い込まれる。そこから5ゲーム連取の猛攻をみせた錦織がセットカウント1-1とし、勝敗がかかる第3セットへ。
第3セットでは本来の力を取り戻した錦織が、第3ゲームで最後フォアハンドのウィナーを決めてブレークに成功、ゲームカウント2-1とする。
その後は集中力の切れたメルツァーから第5ゲームもブレークした錦織が逆転勝利を収めた。
2回戦で錦織は、伊藤竜馬(日本)をフルセットの逆転で下したF・ロペス(スペイン)と対戦する。
錦織とロペスは今回が4度目の対戦となり、過去の対戦成績は錦織から見て1勝2敗としている。両者は今年のアメリカ国際インドアテニス選手権決勝でも対戦し、その時は錦織がストレートで勝利、ツアー3度目のタイトルを獲得した。
今大会のダブルスにも錦織は内山靖崇(日本)とのペアで出場したが、1回戦で第3シードのI・ドディグ(クロアチア)/ M・メロ(ブラジル)組にストレートで敗れた。
昨年の楽天ジャパン・オープンで錦織は、添田豪(日本)、T・ロブレド(スペイン)、T・ベルディフ(チェコ共和国)、M・バグダティス(キプロス)、M・ラオニチ(カナダ)ら強豪を破り、自身2度目のツアー優勝を飾っていた。
今年はムチュア・マドリッド・オープン男子で、グランドスラム歴代最多17度の優勝を誇るR・フェデラー(スイス)を下す大金星をあげた。全仏オープンでは大会初のベスト16進出を果たし、日本男子として1938年の中野文照以来75年ぶりの4回戦進出となった。
しかし、全米オープンではグランドスラムを通して2年ぶりの初戦敗退を喫した。その後、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦にエースとして出場した錦織は2勝をあげ、日本のワールドグループ復帰に大きく貢献した。
敗れた32歳のメルツァーは、2010年の全仏オープンでベスト4進出を果たした経験を持ち、自己最高ランクは2011年4月に記録した8位である。
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