女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は27日、シングルス準決勝が行われ、第7シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が元世界ランク1位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)を3-6, 6-3, 7-6 (7-2)の接戦の末に下し、大会初の決勝進出を果たした。試合時間は2時間24分だった。
23歳のクヴィトバは、2011年の東レ・パンパシフィック・オープンでベスト4進出、また昨年は初戦で姿を消していた。
決勝でクヴィトバは、第4シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)をストレートで下した第5シードの
A・ケルバー(ドイツ)と優勝を争う。
クヴィトバは2011年のウィンブルドンでグランドスラム初優勝を飾っており、キャリア通算10度のタイトルを獲得している。また世界ランキングでは、2011年に記録した2位が自己最高位となっている。
一方、敗れた元女王のヴィーナスは、キャリア通算44度のタイトルを獲得しており、そのうちウィンブルドンでは5度、全米オープンでは2度の優勝を飾っている。
今大会では2回戦で第1シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)、3回戦では第13シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、準々決勝では若手期待の
E・ブシャール(カナダ)を破り、大会初の4強入りを果たしていた。
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