女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は25日、シングルス3回戦が行われ、19歳の
E・ブシャール(カナダ)が第6シードで元女王の
J・ヤンコビッチ(セルビア)を7-5, 6-2のストレートで下してベスト8進出を果たし、試合後に会見を行った。
「第1セットではベストのプレーが出来なかったけど、第2セットから積極的に攻撃するようにしたら勝つ事が出来た。」
この試合、世界ランク46位のブシャールはファーストサーブが入った時に76パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに11度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、1時間10分で8強入りを決めた。
自分の武器については「サーブから相手をコントロールするスタイルで、アグレッシブにプレーするように心掛けている。」と、ブシャール。
準々決勝でブシャールは、
V・ウィリアムズ(アメリカ)の勝者と対戦する。
今大会でブシャールは、2回戦で第9シードの
S・スティーブンス(アメリカ)をフルセットの逆転で下し、ヤンコビッチとの3回戦へ駒を進めていた。
今年のウィンブルドン2回戦でブシャールは、元女王
A・イバノビッチ(セルビア)を破る金星をあげ、3回戦進出を果たした。
また、ブシャールは憧れの選手は
M・シャラポワ(ロシア)だと話した。
「シャラポワを目標にしている。肩の怪我から復帰して、これだけのレベルのプレーをして、素晴らしい成績を残している。とても尊敬している。」
そんなブシャールは、シャラポワと比べられる事が多い事について「グランドスラムで優勝している偉大なチャンピオンと比べられるのは、名誉な事。けど、彼女(シャラポワ)と私はプレースタイルも性格も違う。私は私として認められるようになりたい。」と、コメントした。
■関連記事■
《19歳の新星ブシャールが元世界1位破る<東レPPO>》《第1シードのアザレンカ敗退、4年ぶりの波乱<東レPPO>》《ヴィーナス「私も多くの経験を積んできた」<東レPPO>》《第3シードが初戦敗退、元世界2位に敗れる<東レPPO>》《確かな手応えのクルム伊達「悪くない」<東レPPO>》■関連動画■
《歴代のスター選手が集結、WTA女子ツアー設立40周年パーティー(前編)!WTA女子ツアーマガジン Vol.7》