女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は22日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク86位の
奈良くるみ(日本)は同40位の
E・スイトリナ(ウクライナ)に6-2, 5-7, 3-6の逆転で敗れ、2回戦進出とはならなかった。
この試合、奈良くるみは得意のストローク戦で試合の主導権を握り、第1セットを先取する。
第2セットの第10ゲームであと2ポイント取れば勝利いう状況になるも、スイトリナの思い切りの良いテニスに押されてしまい、このゲームを取り切れなかった。
その後、2ゲーム連続で落とした勢いを失った奈良くるみは第2セットをゲームカウント5-7で失い、勝負の行方は第3セットへ。
第3セットに入ってもスイトリナの勢いは衰えず、奈良くるみは逆転負けを喫した。
今年の全米オープンで奈良くるみは予選3試合を勝ち抜き、本戦では2回戦で格上の
S・キルスチャ(ルーマニア)をストレートで破る金星をあげ、グランドスラム自身初の3回戦進出を果たした。
3回戦では元世界ランク1位の
J・ヤンコビッチ(セルビア)に敗れるも、互角の打ち合いを披露するなど、観客を大いに沸かせた。
今大会に日本勢からは奈良くるみの他にも、
クルム伊達公子(日本)、
森田あゆみ(日本)、
土居美咲(日本)、さらに予選2試合を勝ち抜いた
尾崎里紗(日本)が出場する。
奈良くるみに勝利したスイトリナは2回戦で、第11シードの
A・イバノビッチ(セルビア)と
An・ベック(ドイツ)の勝者と対戦する。
スイトリナは今年の全米オープンで
D・チブルコワ(スロバキア)を破り、2回戦へ進出していた。
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