男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ、ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)で日本と対戦するコロンビアが10日、都内にあるコロンビア大使館でレセプションパーティを開催した。
コロンビア代表チームの監督を務めるM・ハダッド氏は、日本代表メンバーについて「錦織選手はとても素晴らしいプレイヤー。世界でも一番良い選手だと思う。他の3名の選手の方々もとても良い選手。」と話を切り出した。
IMGアカデミーに9年間務めていたハダッド氏は、
錦織圭(日本)が渡米したばかりの12歳の頃から良く知っているという。「彼に弱点は無い。必ずトップ10に入る。時間の問題だよ。」と豪語した。
日本戦に向けてハダッド氏は「3日とも勝つ、ということだけ。コロンビアと日本は実力的にも均衡しているから、とても良い試合が出来るだろう。どちらのチームにも勝つ可能性を秘めている。」と意気込みを語った。
コロンビア代表チームのエースである世界ランク87位の
S・ヒラルド(コロンビア)は、日本のエース錦織圭とツアー大会では過去3度対戦しており1勝2敗であるが、直近の2012年のBNPパリバ・オープン男子2回戦では、第17シードの錦織をストレートで退けている。
ヒラルドは、錦織に対して「偉大な選手だね。人柄も非常に良く、彼(錦織)とは何回か試合をしているけど、勝ったり負けたりしていて非常に難しい相手だよ。」と述べ、最終日に対戦する可能性が高いことについてこう明かした。
「もちろん戦略を立てなければいけないが、最終的には良い試合に持っていけるようにしたいと考えている。」
3回目の来日というヒラルドは、日本の印象について「みんなが親切なところだね。」とコメント。
デビスカップのワールドグループ入れ替え戦、日本対コロンビアは9月13日から3日間に渡り東京の有明コロシアムで行われ、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルス2試合をそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利することとなる。
日本代表メンバー錦織圭(12、214)
添田豪(日本)(123、328)
杉田祐一(日本)(144、873)
伊藤竜馬(日本)(161、435)
コロンビア代表メンバーS・ヒラルド(87、288)
A・ファリャ(コロンビア)(94、428)
J・S・キャバル(コロンビア)(481、47)
R・ファラ(コロンビア)(877、56)
(カッコ内は9月9日付けの世界ランキング。シングルス、ダブルスの順)
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