テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)の大会1日目のスケジュールが発表され、日本勢からは第11シードの
錦織圭(日本)、
クルム伊達公子(日本)、予選3試合を勝ち抜いた
奈良くるみ(日本)の3選手が登場する。
グランドスラムで自己最高の第11シードで出場する錦織は、1回戦で予選から勝ち上がった世界ランク179位の
D・エヴァンス(英国)と対戦する。
錦織が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第19シードの
T・ロブレド(スペイン)、4回戦では第7シードでグランドスラム歴代最多17度の優勝を誇るの
R・フェデラー(スイス)と対戦する可能性がある。
全米オープン前の北米ハードコート3大会に出場した錦織は、シティ・オープン男子とロジャーズ・カップ男子で3回戦敗退、W&Sマスターズでは初戦敗退となった。
ロジャーズ・カップ男子3回戦で
R・ガスケ(フランス)に勝利していた場合、世界トップ10入りの可能性があったが次回へ持ち越しとなった。
今季錦織は、アメリカ国際インドアテニス選手権で自身3度目のツアー優勝、その後のムチュア・マドリッド・オープンでは憧れであるフェデラーを下す大金星をあげた。そして全仏オープンでは4回戦で
R・ナダル(スペイン)に敗れるも、日本男子として1938年の中野文照以来75年ぶりの4回戦進出を果たした。
錦織とエヴァンスの1回戦は、13番コートの第1試合で行われ、日本時間8月27日(火)の0時から試合が開始される予定。さらに同コートの第3試合にクルム伊達と
P・オルマエチェア(アルゼンチン)、8番コートの第3試合には奈良くるみが
A・カダントゥ(ルーマニア)と対戦する。
【錦織圭 全米オープン戦歴】
<2012年>
・1回戦 勝利
G・アンドレオシ(アルゼンチン) 6-1, 6-2, 6-4
・2回戦 勝利
T・スミチェク(アメリカ) 6-2, 6-2, 6-4
・3回戦 敗退
M・チリッチ(クロアチア) 3-6, 4-6, 7-6 (7-3), 3-6
<2011年>
・1回戦 敗退
F・チポッラ(イタリア) 4-6, 2-6, 途中棄権
<2010年>
・予選1回戦 勝利
P・カプデビル(チリ) 6-3, 5-7, 6-2
・予選2回戦 勝利
A・クドリャフツェフ(ロシア) 6-3, 7-6 (7-1)
・予選3回戦 勝利
F・ダンチェビッチ(カナダ) 6-4, 6-1
・1回戦 勝利
E・コロレフ(ロシア) 7-6 (7-0), 5-2, 途中棄権
・2回戦 勝利 M・チリッチ 5-7, 7-6 (8-6), 3-6, 7-6 (7-3), 6-1
・3回戦 敗退
A・モンタネス(スペイン) 2-6, 1-2, 途中棄権
<2008年>
・1回戦 勝利
J・モナコ(アルゼンチン) 6-2, 6-2, 5-7, 6-2
・2回戦 勝利
R・カラヌシッチ(クロアチア) 6-1, 7-5, 途中棄権
・3回戦 勝利
D・フェレール(スペイン) 6-4, 6-4, 3-6, 2-6, 7-5
・4回戦 敗退
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) 3-6, 4-6, 3-6
<2007年>
・予選1回戦 勝利
P・アムリトラジ(インド) 3-6, 6-1, 6-4
・予選2回戦 敗退
B・パウ(ドイツ) 2-6, 4-6
《全米オープン 対戦表》《錦織圭特集「Project10」》《錦織圭 世界ランキング一覧》《錦織圭 写真一覧》■関連記事■
《錦織圭、ベスト8進出と世界トップ10入り逃す<ロジャーズ・カップ男子>》《落胆のフェデラー「圭は勝者に値する」<ムチュア・マドリッド・オープン男子>》《錦織「やはりナダルは強かった」、そして「8への壁を早く破りたい」》《錦織、本音語る「プレッシャー」「4大大会で勝つ」「ヒーローが2人いる」》■関連動画■
《錦織も出場するハードコートシーズン開幕!ATP男子ツアーマガジン Vol.182》《フェデラーが黒塗りラケットで再始動!ATP男子ツアーマガジン Vol.181》