男子テニスで世界ランキング12位の
錦織圭(日本)が、自身の公式ブログでハードコートシーズンに向けて現在の状況を語った。
6月に行われたウィンブルドンで、大会初のベスト16進出をかけて3回戦で
A・セッピ(イタリア)と対戦した錦織は3時間4分の激闘の末に敗れ、
松岡修造(日本)以来18年ぶりとなる日本人男子8強入りの壁を超える事が出来なかった。錦織は、ウィンブルドンに自己最高となる第12シードで出場していた。
「ウィンブルドンの後は、少し日本に帰って心身ともに休みました。今回のヨーロッパ遠征でけっこう身体も傷ついてて、特に最後のウィンブルドンで箇所によっては悪化してるところもあります。」
現在錦織は、ハードコートシーズンへ向けてフロリダに戻りトレーニングなどを続けている。
「2週間前からこっちでトレーニングを再開し、今週テニスを始めました。最初はトレーニングだけで、午前・午後ときっちり身体を鍛えて、まずは身体を戻してからでした。」
今後、錦織は7月29日から開幕するシティ・オープン男子、その後はロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズ、さらに今季最後のグランドスラムである全米オープンに出場する。
「これからハードコートが続くので身体の負担も多くなってくると思いますが、無理せず頑張ります。」
昨年の全米オープンでは、3回戦で
M・チリッチ(クロアチア)に敗れた。また、錦織の全米オープン自己最高成績は2008年のベスト16進出で、その時は4回戦で
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れている。
【錦織圭 全米オープン戦歴】
<2012年>
・1回戦 勝利
G・アンドレオシ(アルゼンチン) 6-1, 6-2, 6-4
・2回戦 勝利
T・スミチェク(アメリカ) 6-2, 6-2, 6-4
・3回戦 敗退 M・チリッチ 3-6, 4-6, 7-6 (7-3), 3-6
<2011年>
・1回戦 敗退
F・チポッラ(イタリア) 4-6, 2-6 途中棄権
<2010年>
・予選1回戦 勝利
P・カプデビル(チリ) 6-3, 5-7, 6-2
・予選2回戦 勝利
A・クドリャフツェフ(ロシア) 6-3, 7-6 (7-1)
・予選3回戦 勝利
F・ダンチェビッチ(カナダ) 6-4, 6-1
・1回戦 勝利
E・コロレフ(ロシア) 7-6 (7-0), 5-2 途中棄権
・2回戦 勝利 M・チリッチ 5-7, 7-6 (8-6), 3-6, 7-6 (7-3), 6-1
・3回戦 敗退
A・モンタネス(スペイン) 2-6, 1-2 途中棄権
<2008年>
・1回戦 勝利
J・モナコ(アルゼンチン) 6-2, 6-2, 5-7, 6-2
・2回戦 勝利
R・カラヌシッチ(クロアチア) 6-1, 7-5 途中棄権
・3回戦 勝利
D・フェレール(スペイン) 6-4, 6-4, 3-6, 2-6, 7-5
・4回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ 3-6, 4-6, 3-6
<2007年>
・予選1回戦 勝利
P・アムリトラジ(インド) 3-6, 6-1, 6-4
・予選2回戦 敗退
B・パウ(ドイツ) 2-6, 4-6
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