2004年にウィンブルドンで優勝し、四大大会初優勝を飾った
M・シャラポワ(ロシア)。しかし今年の同大会では2回戦で予選勝者の
M・ラルシェル・デ・ブリート(ポルトガル)に敗れ、早々に会場を後にした。
その後、シャラポワはある決断をした。コーチのトーマス・ホグステッド氏とのパートナーシップを解消し、元世界王者である
J・コナーズ(アメリカ)とタッグを組むことを決めたのだ。
26歳のシャラポワは、ホグステッド氏が個人的な理由で「一緒にツアーを回れなくなった」ことによる解消であると話している。今回、60歳のコナーズをコーチに迎えたことについてシャラポワは「私たちの新しいパートナーシップに期待しています。これから出場する大会でどこまで成果を出せるのか、楽しみです。」と展望を語る。
そのコナーズはツイッター上で次のようにつぶやいている。「四大大会で4度の優勝を誇るマリア・シャラポワとのパートナーシップを今からワクワクしています。マリアが5度目の優勝を飾ることが目標です。苦楽の両方があるとは思いますが、楽しみです。」
一方、ホグステッドに対してシャラポワは次のような声明を発表している。「3年間、一緒に組んできましたが、今回、パートナーシップ関係を解消することに決めました。彼の指導にはとても感謝しています。彼の将来がさらに素晴らしいものとなるよう、願っています。」
シャラポワとコナーズとのパートナーシップは今回が初めてではない。実は2008年、全豪オープンが始まるまでシャラポワはコナーズの指導を受けていたのだ。
シャラポワは2004年のウィンブルドンに加え、2006年には全米オープン、2008年には全豪オープン、そして2012年にはそれほど得意とはしていないクレーの全仏オープンでも優勝し、生涯グランドスラムを達成している。
コナーズはこれまで
A・ロディック(アメリカ)のコーチも務めたことがある。この際、ロディックは2006年の全米で決勝まで進み、2007年の全豪ではベスト4、ウィンブルドンと全米ではベスト8入りしていた。両者は2008年3月にパートナーシップを解消している。今回、シャラポワとのペアでシャラポワが再び四大大会で優勝できるか、注目が集まる。
選手としてのコナーズは、地元全米で5度優勝し、ウィンブルドンでは2勝、全豪では1勝している。1974年から1977年にかけて世界1位の座に君臨した実力の持ち主だ。
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