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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は5日に男子シングルス準決勝を行い、第24シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)が第2シードのA・マレー(英国)に7-6 (7-2), 4-6, 4-6, 3-6の逆転で敗れ、快進撃は自己最高のグランドスラム記録となるベスト4で止まった。
逆転負けを喫したヤノヴィッツは「少しがっかりしている。今日はベストのテニスができなかった。今大会では2番目にひどいプレーだった。準決勝で最高のプレーができなくてとても残念だ。サーブの調子があまりよくなかった。それでも心の奥底ではうれしく思っている。四大大会で初めてベスト4入りしたからね。だから明日になったら立ち直っていると思う。」と感想を述べた。
「ゲームプランはあった。彼(マレー)が何を仕掛けてくるのかは分かっていた。でも自分の調子が悪いときに彼を倒すのは容易ではないね。試合中にはチャンスが何度かあったんだけど。」
会場には1万5千人ほどの観客が詰めかけたが、そのほとんどが地元マレーの応援へとまわった。それについてヤノヴィッツは「イギリスの皆さんはアンディ(マレー)に優勝してもらいたいと思っているから、そうなることは分かっていた。」と話した。「準優勝者に負けたなんて嫌だから、アンディに優勝してもらいたいね。」
ヤノヴィッツはまた、準決勝で多くの経験を積むことができたと話す。「準決勝ではたくさんの経験を積むことができた。僕はまだ若い選手だから、時間はたくさんある。練習を続けて、また今大会で準決勝を戦いたいね。」
対戦相手のマレーも「彼(ヤノヴィッツ)はすばらしいショットを繰り出し、勢いに乗っていたね。」と称賛の言葉を送っている。
今回の活躍でヤノヴィッツは月曜日に発表される最新の世界ランキングでキャリア最高の17位にジャンプアップする。これについてヤノヴィッツは「いつかトップ10入りしたいね。だから今は一所懸命練習しているよ。」と意気込みを表していた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
《大会12日目スケジュール》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs. ●J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(8), 7-5, 4-6, 7-6, 6-7, 6-3
○A・マレー(2) vs. ●J・ヤノヴィッツ(24), 6-7, 6-4, 6-4, 6-3
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