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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第13シードで35歳のT・ハース(ドイツ)を6-1, 6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下し、5年連続のベスト8進出を決めた。世界ランク1位のジョコビッチは、グランドスラムで17大会連続の8強入りとなった。
今回の勝利によりジョコビッチはハースとの対戦成績を6勝3敗とした。
ジョコビッチとハースは今年だけで2度対戦していた。今季最初の対戦は3月に行われたソニー・オープン男子でその時はハースが6-2, 6-4のストレートで勝利する金星を飾った。2度目は全仏オープンで、その際はジョコビッチが6-3, 7-6 (7-5), 7-5でハースを破った。
今回の対戦は、2セット連取したジョコビッチが第3セットで、あと1ゲーム取れば勝利となるサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、ハースの粘りあるテニスに押されたジョコビッチは土壇場でブレークを許してしまい、ハースに追いつかれてしまう。
その後、集中力を切らさなかった世界ランク1位のジョコビッチが第3セットのタイブレークで最後フォアハンドのウィナーを決めて、試合に終止符を打った。
今年ジョコビッチは、全豪オープンでオープン化以降初となる大会3連覇を達成すると同時に、大会4度目の優勝を飾った。また、全仏オープンでは準決勝でナダルに激闘の末に敗れ、キャリア・グランドスラム達成を阻まれた。
2年ぶりの優勝を狙うジョコビッチは準々決勝で、ノーシードで20歳のB・トミック(オーストラリア)に勝利した第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
敗れた元世界ランク2位のハースは、昨年ウィンブルドンの前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープン決勝でR・フェデラー(スイス)を破り優勝を飾った。また、今年はBMWオープンで優勝している。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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