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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、2002年のウィンブルドン覇者であるL・ヒューイット(オーストラリア)が第11シードのS・ワウリンカ(スイス)を6-4, 7-5, 6-3のストレートで下すシードダウンを演出し、2回戦へ駒を進めた。
両者は今年のBNPパリバ・オープン男子3回戦でも対戦し、その時はワウリンカがストレートで勝利していた。また、今回の対戦でヒューイットとワウリンカの対戦成績は2勝2敗となった。
元世界ランク1位のヒューイットは、2002年のウィンブルドン決勝でD・ナルバンディアン(アルゼンチン)をストレートで破り、大会初優勝を飾っている。これまで32歳のヒューイットは28のタイトルを獲得しており、グランドスラム初優勝は2001年の全米オープンである。
今年に入りヒューイットは、エキシビション大会であるクーヨン・クラシックでJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、T・ベルディフ(チェコ共和国)、M・ラオニチ(カナダ)ら強豪を下し優勝を飾った。しかし、全豪オープンではJ・ティプサレビッチ(セルビア)、全仏オープンではG・シモン(フランス)と2大会連続でシード選手に敗れ、初戦で姿を消していた。シモンとの対戦では、2セットアップとするも逆転負けを喫した。
その後、ウィンブルドンの前哨戦であるAEGON選手権でヒューイットは、デル=ポトロ、G・ディミトロフ(ブルガリア)、S・クエリー(アメリカ)らを破り、M・チリッチ(クロアチア)に敗れるもベスト4進出を果たしていた。
勝利したヒューイットは2回戦で、予選から勝ち上がったD・ブラウン(ジャマイカ)と対戦する。
一方、敗れたワウリンカは今年の全豪オープン4回戦でN・ジョコビッチ(セルビア)に5時間2分の死闘の末に敗れた。その後、ムチュア・マドリッド・オープン男子では準優勝を飾り、全仏オープンではR・ガスケ(フランス)を4時間16分で2セットダウンからの大逆転勝ちを収めた。
また、世界ランキングで錦織圭(日本)の1つ上にいるワウリンカは、昨年ウィンブルドンでも初戦敗退している。そのため、ワウリンカと420ポイントの差がある錦織は、世界トップ10入りするにはウィンブルドンでベスト4進出が条件となる。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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