6月24日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)に第12シードで出場する
錦織圭(日本)は、22日に世界ランク8位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と練習し、1回戦へ向け最終調整を行った。デル=ポトロは第8シードで出場する。
順当に勝ち進んだ場合、錦織とデル=ポトロは4回戦で顔を合わせる。両者は昨年のウィンブルドン3回戦で対戦し、その時はデル=ポトロがストレートで勝利している。また、その後のウィンブルドンと同じ会場で行われたロンドンオリンピック準々決勝でも対戦し、その時もデル=ポトロが勝利を収めている。
世界ランク11位の錦織は、1回戦で
M・エブデン(オーストラリア)と対戦する。錦織とエブデンは昨年の全豪オープン2回戦でも対戦し、錦織は2セットダウンの崖っぷちに追い込まれるも、大逆転で勝利した。
世界ランク110位のエブデンは、2012年に自己最高となる61位を記録している。また、今年の全豪オープン1回戦でもM・ヨージニに対し2セットアップとするも、そこから逆転で敗れている。
錦織が日本人男子で
松岡修造(日本)以来となるベスト8へ駒を進めた場合、準々決勝で第4シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する可能性が高い。世界ランク4位で31歳のフェレールは、今年の全仏オープンでグランドスラムを通して初の決勝進出を果たし、
R・ナダル(スペイン)に敗れるも準優勝を飾った。
錦織とフェレールは過去5度対戦しており、2勝3敗と錦織は負け越している。
錦織は自身の公式ブログで、ウィンブルドンへ向け「是非いい結果を残したいです。」と、意気込みを語っている。
1995年のウィンブルドンでベスト8進出を果たしている松岡修造は、準々決勝で
P・サンプラス(アメリカ)に7-6 (7-5), 3-6, 4-6, 2-6で敗れている。
また、錦織はBNPパリバ・テニスクラシックに出場し、20日に世界ランク2位の
A・マレー(英国)、21日にはナダルとエキシビションマッチを行うなどでも芝コートへの調整を行っていた。
【錦織圭 ウィンブルドン戦歴】
<2012年>
・1回戦 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 7-5, 6-3, 6-4
・2回戦 勝利
F・セラ(フランス) 6-3, 7-5, 6-2
・3回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ 3-6, 6-7 (3-7), 1-6
<2011年>
・1回戦 敗退
L・ヒューイット(オーストラリア) 1-6, 6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 3-6
<2010年>
・1回戦 敗退 R・ナダル 2-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・1回戦 敗退
M・ジケル(フランス) 6-4, 5-7, 途中棄権
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