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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は7日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は史上初大会8度目の優勝と2度目の4連覇を狙う第3シードのR・ナダル(スペイン)に4-6, 6-3, 1-6, 7-6 (7-3), 7-9のフルセットで敗れ、今年もキャリア・グランドスラム達成とはならなかった。全仏オープンでナダルに唯一勝利しているのは、2009年4回戦時のR・ソデルリング(スウェーデン)のみである。
ジョコビッチとナダルは昨年の全仏オープン決勝でも顔を合わせるも、その時ジョコビッチはナダルに敗れキャリア・グランドスラム達成を阻止された。
また、今年のモンテカルロ・マスターズでジョコビッチは決勝で、史上初の9連覇を狙ったナダルを阻止し、大会初優勝を飾った。
今回が35度目の対戦となったこの試合、ジョコビッチは第4セットの第12ゲームであと1ゲームを取られると敗退という状況に追い込まれるも、土壇場でブレークバックに成功したジョコビッチがタイブレークを制し、勝負は第5セットへ。
そして、第5セットで先にブレークしたのはジョコビッチだった。
しかし、第8ゲームでジョコビッチはチャンスボールを打った際、ネットに触れてしまうアクシデントに見舞われるなどでナダルにブレークを許す。その後、ナダルが放った股抜きショットに対しジョコビッチはスマッシュミス、さらに最後のゲームとなった第16ゲームの1ポイント目もスマッシュをミスした。
この3つのミスは試合の流れに大きく影響し、4時間37分の激闘に末にジョコビッチは大会を後にした。
これまでジョコビッチは、全豪オープンで4度、ウィンブルドンで1度、全米オープンで1度の優勝を飾っている。キャリア・グランドスラム達成するには、なんとしてでも全仏オープンで優勝するしかない。
ジョコビッチを破ったナダルは、決勝で自身初のグランドスラム決勝進出を果たした第4シードのD・フェレール(スペイン)と優勝を争う。
《全仏オープン2013 男女対戦表》
《全仏オープン2012 男女対戦表》
《全仏オープン2011 男女対戦表》
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