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5月26日から開幕するテニスのグランドスラムである全仏オープンについて、かつて数々のグランドスラム・タイトルを獲得し頂点を極めながらも、全仏オープンのタイトルだけが手に届かなかったP・サンプラス(アメリカ)が全仏オープンを振り返った。
グランドスラムでは14度もの優勝を誇ったサンプラスは「もっと良いプレーが出来たのではないかって感じているよ。全仏オープンでは、もっと大きなラケットを使うべきだったとも思う。」と、語った。
「もうちょっと、頑張れたかもしれない。もちろん、かなり頑張ったさ。でも、いつも現役時代を振り返ると、これをしたら良かったとか、あれをすれば良かったと常に感じるものさ。それでも、14度もグランドスラムで優勝出来たんだ。全くもって満足しているよ。」と、サンプラス。
現在41歳のサンプラスは、2002年のシーズンを最後に引退。最後に出場した全米オープンで優勝し、有終の美を飾りテニス人生に幕を閉じた。
1990年の全米オープンで自身初となるグランドスラム優勝を飾ったサンプラスは、その後ウィンブルドンで7度、全米オープンでは5度、全豪オープンで2度優勝し、R・フェデラー(スイス)が2009年のウィンブルドンで自身15度目のグランドスラム優勝を飾るまで、グランドスラムでの最多優勝者だった。
さらに、昨年のウィンブルドンでフェデラーが自身17度目となるグランドスラム優勝を飾った直後に世界ランク1位へ返り咲き、世界ランク1位在位最長記録を302週まで伸ばす事となったが、それまではサンプラスの世界ランク1位在位最長記録である286週が最高記録だった。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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