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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)は土曜日にシングルス準決勝が行われ、R・ナダル(スペイン)が第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を6-2, 6-4のストレートで下し、今年に入り8大会連続で決勝進出を果たすと同時に、今大会7度目の優勝の王手をかけた。
ナダルは決勝で、第2シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。ナダルとフェデラーは、今季で2度目の対戦となる。今年3月に行われたBNPパリバ・オープン男子では、ナダルがフェデラーを圧倒している。
準決勝後、ナダルは「8大会連続の決勝進出を決められて、最高だね。4・5カ月前は、このような事を考える事さえ出来なかった。決勝では、いい試合をしたいね。どんな結果になろうとも満足さ。」と、話した。また昨年の7カ月間の戦線離脱後、ツアーに復帰しているナダルは、体調について「身体的に上向きだよ。」と、コメントしている。
「何カ月もの間、復帰出来るかわからない状況にあったから、エモーショナルになる瞬間があるんだ。今のテニスのレベルは、4カ月前には夢にも思わなかったほどのレベルにあるからね。」と、ナダル。
両者の対戦はこれまで29度あり、ナダルが19勝10敗でリードしている。クレーでの対戦は今回で15度目となり、これまでの14度の対戦ではナダルが12勝2敗とフェデラーを大きく引き離している。
膝の怪我により戦線離脱を余儀なくされていたナダルは、今年2月のVTRオープンで復帰を果たし準優勝、その後に行われたブラジル・オープンとアビエルト・メキシコ・テルセル・オープン男子の2大会で優勝。さらにハードコートのBNPパリバ・オープン男子では、通算600勝達成と同時に、ツアー53度目となる優勝を飾った。
モンテカルロ・マスターズでは前人未到の大会9連覇を目指すも、決勝で世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に阻まれ準優勝に終わった。しかし、ナダルの勢いは衰えず、その後のバルセロナ・オープン・サバデルとムチュア・マドリッド・オープン男子では優勝を飾っている。現時点でナダルの復帰後の戦績は、35勝2敗。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○R・ナダル(5) vs. ●T・ベルディフ(6), 6-2, 6-4
○R・フェデラー(2) vs. ●B・パイユ(フランス), 7-6, 6-4
《BNLイタリア国際 男女ドロー表》
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