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男子テニスツアーのSAPオープン（アメリカ/カリフォルニア州サンノゼ、賞金総額５４万６９３０ドル、ハード）は１５日、シングルス準決勝が行われ、第１シードで世界ランク１３位のＭ・ラオニチ（カナダ）が第６シードのＤ・イストミン（ウズベキスタン）を7-6 (7-0), 6-3のストレートで破り、ベスト４に進出するとともに、今大会３連覇まであと２勝とした。

この日、ラオニチは１９６ｃｍの長身から１４本のサービスエースを放ち、イストミンを圧倒。１度もブレークを許すことなく、１時間２０分で勝利した。

「どれだけ勝利をしても、やはり試合になると緊張するものなんだ。だけど、その緊張感が試合にキレを出すためには必要だと思うよ。自分の心に油断があったり慢心していると、やはりいい試合が出来ていないからね。」と、自身について語るラオニチ。

両者は、昨年の今大会の決勝でも対戦していたが、その際もラオニチがストレートで勝利しており、イストミンは今回も雪辱を晴らすことが出来なかった。

２２歳のラオニチは今大会を２連覇中で、この日の勝利で今大会での成績を１０勝０敗とし、３連覇をかけて準決勝で第３シードのＳ・クエリー（アメリカ）と対戦する。クエリーはＡ・ファリャ（コロンビア）を6-3, 4-6, 7-5のフルセットで下し、準決勝進出を果たしていた。

２５歳のクエリーとラオニチとの過去の対戦成績は、２勝０敗でクエリーが勝ち越している。

この日行われた試合結果は以下の通り。

○Ｔ・ハース（ドイツ）(4) vs. ●Ｓ・ジョンソン（アメリカ）, 6-4, 6-2
○Ｊ・アイズナー（アメリカ）(2) vs. ●Ｘ・マリス（ベルギー）(8), 7-6, 6-2
○Ｍ・ラオニチ(1) vs. ●Ｄ・イストミン(6), 7-6, 6-3
○Ｓ・クエリー(3) vs. Ａ・ファリャ, 6-3, 4-6, 7-5

今大会の優勝賞金は９万８７００ドル。


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