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男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額48万4750ドル、ハード)は3日、男子シングルス2回戦残り4試合を行い、第1シードのA・マレー(英国)が予選勝者のJ・ミルマン(ロシア)を6-1, 5-7, 6-3のフルセットで下し、ベスト8進出を決めた。
今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が今季初戦となった世界ランク3位のマレーは、同199位のミルマンに対し、第1セットは力の差を見せ付ける展開であっさり先取したものの、第2セットは集中を欠いてしまい、接戦の末に奪われてしまった。
勝敗を決める第3セット、再び集中力を高めたマレーは1度もブレークをミルマンに許さない中、1度ブレークを奪うと2時間5分で勝利。セットを失うなど不安定な内容ながら、今季初戦を勝利で飾るスタートを切った。
「今日の試合はとても質の高いものだった。第1セットもそれほど気持ちの良いものではなかったんだ。第2セットに入ると彼(ミルマン)は自信を持って自分のショットを放ってきた。自分のファーストサーブに対してもしっかりリターンを合わせて、ベースラインからエースを狙ってきていた。なかなかポイントを決められず、勝つためには第3セットではサーブを調整する必要があった。それでも全体的には、彼は本当に良いプレーをしていた。」
とミルマンを称賛していたマレーは、加えて「今日のプレーにはそれほど落胆はしていない。シーズン初戦としてはまあまあな出来。厳しい状況を潜り抜けたり、長いラリーを打ち合ったり、ゲームポイントをしっかり取り切ったり、大切なポイントでのプレーなど、色々な面でシーズン初戦としては良い試合だったと思う。」と、苦戦ながら得た物も多かった事を明かしていた。
大会2連覇を狙う前年度チャンピオンのマレーは、準々決勝でD・イストミン(ウズベキスタン)と対戦する。イストミンはこの日、主催者推薦で出場の元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)を7-5, 7-5で下しての勝ち上がり。
この日行なわれた試合結果は以下通り。
○A・マレー (1) vs. ●J・ミルマン, 6-1, 5-7, 6-3
●M・ラオニチ(カナダ) (2) vs. ○G・ディミトロフ(ブルガリア), 3-6, 4-6
○J・メルツァー(オーストリア) (7) vs. ●D・ゴファン(ベルギー), 6-4, 7-6 (7-4)
●L・ヒューイット vs. ○D・イストミン, 5-7, 5-7
今大会の優勝賞金は7万8800ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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