- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【コラム】貴公子フェレーロ、やっと手にしたビッグタイトル◇第2弾 2012引退シリーズ その1

今年テニス界でスーパースター達の引退があった。

ソニー・エリクソン・オープン男子ではF・ゴンサレス(チリ)、全米オープンではA・ロディック(アメリカ)K・クレイステルス(ベルギー)、バレンシア・オープンではJ・C・フェレーロ(スペイン)が現役生活に幕を閉じた。

昨日まで3日連続でロディックを特集しましたが、本日はフェレーロを特集。

クレーコーターと言えばG・クエルテン(ブラジル)G・コリア(アルゼンチン)G・ガウディオ(アルゼンチン)R・ナダル(スペイン)などいるが、フェレーロを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

1998年にプロ転向したフェレーロは、1999年までに世界ランクを40位台まで急上昇させたことにより最優秀新人賞を獲得。まさに貴公子のような存在感だった。

2000年には全仏オープンに初出場し、いきなりベスト4進出。準決勝でクエルテンに挑戦したフェレーロは5-7, 6-4, 6-2, 4-6, 3-6のフルセットで敗れる。その年、クエルテンは全仏オープンのタイトルと獲得する。翌年の同大会でもフェレーロは2年連続となる準決勝でクエルテンに敗れる。

その後、着実に力をつけたフェレーロは、2002年の全仏オープンでコリア、ガウディオ、当時世界ランク4位のA・アガシ(アメリカ)、当時同2位のM・サフィン(ロシア)に勝利し、最高の状態でグランドスラム初の決勝進出を果たす。

決勝の相手は、世界ランク22位で同胞の先輩であるA・コスタ(スペイン)だった。

その決勝でフェレーロは本来の力を発揮できず、第2セットが終わった時点でわずか1ゲームしか奪えていなかった。第3セットからエンジンがかかったフェレーロはこのセットを奪い、セットカウント1-2とする。だが、コスタの粘り強い勢いを止めることができず、フェレーロは準優勝に終わってしまう。

同年、ATPワールド・ツアー・ファイナルに出場し、決勝進出を決める。決勝では当時世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)に5-7, 5-7, 6-2, 6-2, 4-6のフルセットで敗れ、涙をのんだ。

2002年に悔しい思いをしたフェレーロは、翌年2003年に大きく飛躍することとなる。

その年のクレーコートシーズンに入るとモンテカルロ・マスターズ、バレンシア大会の2大会で優勝し、調子を上げた状態で全仏オープンへ出場する。

優勝候補の一人として注目されていたフェレーロは、安定感のあるストローク戦で相手を圧倒し、ベスト8進出を果たす。準々決勝ではジュニア時代からライバルだったゴンサレスに6-1, 3-6, 6-1, 5-7, 6-4のフルセットで勝利、4年連続となる準決勝の舞台へ進出。

その準決勝で待っていたのは、2002年全仏オープン決勝の再現となるコスタだった。この試合でフェレーロは、コスタの強烈にスピンをかけたショットと強靭なフットワークに押されるも、終始試合の主導権を握り、先輩コスタに勝利する。勝利の瞬間、両手人差し指を天に突き上げた。

2年連続で決勝を決めたフェレーロの相手は、ノーシードから勝ち上がってきたM・フェルケルク(オランダ)だった。フェルケルクは、ビッグサーブとミスを恐れな豪快なストロークを武器にR・シュトラー(ドイツ)C・モーヤ(スペイン)、コリアなどの強豪を次々と倒し、快進撃を続けての決勝進出だった。

決勝でフェレーロは、その恐ろしい相手に試合の流れを与えなかった。フェルケルクの強烈なショットを幾度となく跳ね返し、フェレーロはマッチポイントを握る。そのポイントでは、最後フォアハンドのダウンザラインを決めゲームセット。悲願のグランドスラム初優勝を果たした。

同年フェレーロはハードコートでも力を発揮し、全米オープンではヒューイット、アガシの同大会歴代チャンピオンを下し、その年2度目となるグランドスラム決勝の舞台へ。決勝ではロディックの強烈なサーブと安定感のあるストローク戦に翻弄されストレートで敗れるも、全米オープン終了後に発表された世界ランキングでフェレーロは世界1位の座を手にし、2003年は最高の年となった。

しかし、2004年からフェレーロは徐々に調子を落とし始めることとなる。

【続きは12月3日(月)】

《「ロディック、ギルバートと手を組み栄冠◇第1弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「ロディックに「フェデラー」という壁が立ちはだかる◇第1弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー最大の被害者となったロディック「自分がどう感じるかが重要」◇第1弾 2012引退シリーズ その3」はこちら》

(2012年12月1日18時54分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

5月14日

18歳 北原結乃ら 初戦突破 (7時02分)

5月13日

現役10人目 全マスターズで8強 (22時06分)

内島萌夏 逆転勝ちで初戦突破 (20時29分)

ジョコとマレー、コーチ関係終了 (19時07分)

【1ポイント速報】内島萌夏vsサワンカエウ (18時00分)

19歳 ストレート勝ちで16強 (16時13分)

トゥロター 今季クレー初白星 (14時53分)

「WTA1000」15連勝で8強 (11時32分)

世界7位 思わぬ形で16強「残念」 (10時00分)

シナー 相手転倒も対応に称賛の嵐 (8時24分)

5月12日

伊藤あおい 3年半ぶりクレーは黒星 (23時32分)

【1ポイント速報】伊藤あおいvsカルタル (22時53分)

大坂なおみ撃破、死闘制し嘔吐 (22時14分)

大坂なおみ 死闘の末に8強ならず (20時52分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsスターンズ (18時03分)

日本 初戦はイギリスに決定 (17時54分)

大坂なおみ 次戦の相手スターンズとは (17時11分)

今季最長の死闘で世界10位撃破 (16時07分)

アルカラス 初の16強「大変だった」 (9時58分)

昨年王者ズべレフ 5年連続16強 (8時54分)

5月11日

世界1位 逆転勝ちで16強 (23時16分)

試合後に口論も「それも試合の一部」 (22時10分)

柴原瑛菜 第1シードに屈し準V (20時23分)

坂詰姫野 16歳に屈し準優勝 (17時16分)

激闘の末敗れ今季6度目の初戦敗退 (16時14分)

準V→2回戦敗退で世界ランク急落 (9時14分)

3年ぶり 世界4位以下に陥落 (8時13分)

小堀桃子/清水綾乃ペア 2週連続V (6時39分)

世界1位シナー 出場停止から復帰し白星 (5時52分)

大坂なおみ 逆転勝ちで2年連続16強 (3時30分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsブズコバ (0時51分)

【動画】転倒したデ・ヨングに駆け寄るシナー (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!