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アメリカ期待の若手であるR・ハリソン(アメリカ)が、新しく『ライアン・ハリソン・インビテーショナル』という基金を立ち上げ、それに協力するため同胞でダブルスの世界1位ペアーであるM・ブライアン(アメリカ)、B・ブライアン(アメリカ)に加え、R・スウィーティング(アメリカ)、S・リプスキー(アメリカ)、ハリソンの弟のC・ハリソンが、ハリソンの地元であるルイジアナ州シュリーブポートで一堂に会した。
この『ライアン・ハリソン・インビテーショナル』は、“ウォーンデッド・ウォリヤー・プロジェクト”のための基金で、そのプロジェクトは兵役中に負傷してしまった兵士達を助けるための基金として立ち上げられた。
「『ライアン・ハリソン・インビテーショナル』がこのような形で初めての年を迎えられるなんて、これ以上の幸せはない。兵士達のお陰でこのアメリカ合衆国は元より世界中で自由と権利が保護された事には感謝の気持ちで一杯。“ウォーンデッド・ウォリヤー・プロジェクト”への基金を集めるためにこうして集まってくれた事にも嬉しく思っている。兵士達は私達のために多くを犠牲にして来てくれた。」とハリソンは、感謝の気持ちを表していた。
数百人もの人々がこのチャリティ・イベントに参加した。チャリティ晩餐会や子供達へのテニス教室に加えて、選手達のエキシビションも開催された。
土曜日の夜に行われた晩餐会では、食事はもちろん、ダンスや会談、ライアンの弟であるクリスチャンのミニ・ライブなども行われ、約2万ドル(約160万円)が集められた。
日曜日には、地元子供達のためにキッズ・クリニックを開催し、センテナリー大学のコートで行われたエキシビションの前には、各選手のサイン会も行われた。
エキシビションでは、ハリソンとスウィーティングのシングルスに加え、リプスキーとスウィーティングのペアーがブライアン兄弟とダブルスを行い、その後、弟と組んだハリソンはブライアン兄弟との兄弟対決も披露していた。
全てのイベントはウェイン・ブリアン氏のMCの元行われ、軍隊からはチャールズ・C・キャンベル大佐や元プロ野球選手のスコット・ギャレルツ氏も参加していた。
「ここシュリーブポートで生まれた事に誇りを持っているし、この街の地域コミュニティもこのイベントを快く受け入れてくれた。そしてこんなに楽しい時間を過ごす事が出来たんだ。参加者も最高の人達ばかりだったしとても感謝している。シュリーブポートへ今後も毎年帰って来る事を楽しみにしている。」
とハリソンは、地元愛を表すと同時に参加者への感謝の気持ちを添える挨拶をしていた。
今年5月に20歳になったばかりのハリソンは、今季は2月のアメリカはサンノゼ大会と6月のイギリスはイーストボーン大会でベスト4入り。4月のヒューストン大会ではベスト8入りを果たし、3月のインディアンウェルズのマスターズ1000大会では4回戦進出する活躍を見せていた。
今年7月には自己最高位の43位を記録し、今季は世界ランク70位でシーズンを終え、アメリカ男子の将来を背負って立つと期待されている若手である。
(翻訳/弓削忠則)
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