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女子テニスツアーのシティ・オープン女子(アメリカ/ワシントン、賞金総額22万ドル、ハード )は2日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)がK・チャン(台湾)を6-4, 6-4のストレートで下すなど、上位シードが順当にベスト4進出を決めた。
世界ランク28位のパブリュチェンコワは同134位のチャンに、出だしでいきなりブレークを許すと1-4と劣勢に立たされる。その後、調子を上げたパブリュチェンコワがブレークバックに成功すると、終盤で2度目のブレークを決めるなど5ゲームを連取してそのセットを先取した。
第2セットでは2度チャンに握られたブレークポイントをしのぐと、チャンから1度ブレークを奪い、1時間33分のストレートでパブリュチェンコワが勝利を決め、今季初の準決勝進出を果たした。
「今日の試合はベストのプレーではありませんでした。彼女(チャン)はとても良いプレーをしていました。常に戦い続けて徐々にエネルギーが沸いて来たのです。」と語るパブリュチェンコワ。今季はスタートから不調が続いたが、全仏オープン後この大会で4大会中3大会でベスト8以上に入り、徐々に調子を上げている。
「今はとても違いを感じています。特に今週は2週間前の自分とは全く違うプレーをしています。恐らく精神的な問題だと思いますが、今はより一層攻撃的なプレーが出来ています。」と、自身の調子が上向きな事を実感している。
そんなパブリュチェンコワは2011年2月以来の決勝進出を懸けて第4シードのV・キング(アメリカ)と対戦する。この日キングは、第7シードのC・バンデウェイ(アメリカ)を6-1, 3-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
第1セットは出だしからいきなり5ゲームを連取したキングは、あっさりそのセットを先取する。第2セットは2度のブレークピンチを乗り越えたバンデウェイがキングからブレークを奪うとセットオールへと追い付いた。
勝敗を決めるファイナルセットは、両者譲らず1度ずつのブレークを奪い合う接戦となったが、キング5-4からのバンデウェイのサーブで、ブレークポイントとなるマッチポイントの場面で、しっかり決めたキングが、1時間43分で勝利を手にした。
「彼女(バンデウェイ)は自分よりかなりパワーがあります。ですから、辛抱強くプレーを続け、必要な時は積極的なプレーに努め、チャンスを生かすようにしたのです。」とキングは、試合を振り返っていた。
残りの試合では、第3シードのS・スティーブンス(アメリカ)が主催者推薦のE・ブシャールを6-4, 6-4で、M・リバリコワ(スロバキア)が予選を勝ち上がったJ・セペロバを6-2, 6-4と、いずれもストレートで下して準決勝へ駒を進めた。
世界ランク50位のスティーブンスは同294位のブシャールに第1セットは1度ブレークされるも2度のブレークを奪い返しそのセットを先取。第2セットに入り第1サーブでは93%の高い確率でポイントを奪ったスティーブンスは、ブシャールに1度もブレークポイントを許さず、77分のストレートで勝利を飾り、今季2度目の4強入りを果たした。
同102位のリバリコワは同137位のセペロバに、各セットで1度ずつのブレークを奪われたものの、第1セットでは3度、第2セットは2度のブレークを奪い返し72分の快勝で退け、今季初の準決勝入りとなった。
この日行われたダブルスの準決勝では、青山修子(日本)/ チャン組が第2シードのKa・プリスコバ/ Kr・プリスコバ組を6-4, 6-3のストレートで下し、見事決勝進出を果たした。
決勝戦では、第1シードのO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)/ A・クドリャフツェワ(ロシア)組を5-7, 6-3, 10-5の逆転で下したI・ファルコーニ(アメリカ)/ C・シーパース(南アフリカ)組と対戦する。
今大会の優勝賞金は、シングルス3万7000ドル、ダブルス1万1000ドル。
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