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男子テニスツアーのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、賞金総額47万7900ドル、ハード)は17日、シングルス1回戦残り6試合が行われ、第8シードの添田豪(日本)がX・マリス(ベルギー)を4-6, 7-5, 6-4の逆転で下し2回戦進出を決めた。
マリスのサーブで始まったこの試合は、両者安定したサービスゲームを披露し、2-2からのマリスのサーブで30-0とした所で雨が降り始め試合は中断を余儀なくされた。その後2時間以上の中断のあと再開された試合でも、お互いブレークポイントさえ握らせない展開が続いた。
4-5からの第10ゲームとなる添田のサービスゲームでは、この日両者通して初めてのブレークポイントをマリスに握られ、それをしのぐ事が出来なかった添田がそのセットを失ってしまった。
第2セットは両者序盤でチャンスを掴むも取り切れず、試合はもつれて終盤へ。集中力を増した添田は5-5からの第11ゲームで握ったブレークポイントを生かすと、続くサーブをしっかりキープしてセットオールと追いつき勝敗の行方はファイナルセットへ。
第3セットでも安定したサービスゲームを展開した添田が、3-3からの第7ゲームでマリスからブレークを奪いリードすると、5-4からの第10ゲームで掴んだ2度目のマッチポイントでマリスのフォアハンドがエンドラインを割りアウトとなりゲームセット。
添田は2時間32分の接戦を制する勝利を飾ったが、現地時間午後4時から開始されたこの試合は、中断なども挟み試合終了は午後9時15分にも及んでいた。
添田は準々決勝進出を懸けてI・クニツィン(ロシア)と2回戦で対戦する。
その他の試合では予選を勝ち上がったR・ベメルマンがR・ラム(アメリカ)を6-1, 6-3で、同じく予選を勝ち上がったR・ベランキス(リトアニア)がD・ツルスノフ(ロシア)を6-3, 6-2のストレートで一蹴して2回戦へ進んだ。
世界ランク125位のベメルマンは同104位のラムに、第1セットはブレークを許さず2度のブレークに成功し先取。第2セットでは1度ブレークされたものの3度のブレークを奪い返して61分で勝利を飾った。
ベランキスは昨年1月に自己最高位の73位を記録するも、その後は右骨盤の疲労骨折など怪我に悩まされツアー離脱を余儀なくされ、現在は147位とその復帰中にいる。この日はツルスノフに試合の主導権を握らせず、75分で一蹴して2回戦進出を決めた。
2回戦でベメルマンは第1シードのJ・アイズナー(アメリカ)と、ベランキスが第3シードの錦織圭(日本)と対戦する。2回戦で錦織と添田が共に勝ち上がると、準々決勝で日本人対決が実現する。
なお今大会は上位4シード選手は1回戦が免除されているため2回戦からの出場。第1シードがアイズナー、第2シードがM・フィッシュ(アメリカ)、第3シードが錦織圭、第4シードがA・ロディック(アメリカ)と続く。
その他の試合結果は以下の通り。
J・ブレーク ○-× R・ハリソン(アメリカ) (6), 1-6, 6-3, 7-5
M・ラッセル(アメリカ) ○-× Al・クズネツォフ(アメリカ), 2-6, 6-4, 7-6 (7-4)
M・エブデン(オーストラリア) ○-× S・ブブカ, 5-7, 6-1, 6-1
今大会の優勝賞金は8万6270ドル。
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