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男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額35万8425ユーロ、クレー)は火曜日、シングルス1回戦残り9試合を行い、地元から第8シードで出場している34歳のT・ハース(ドイツ)が予選を勝ち上がったI・アンドレエフ(ロシア)を4-6, 6-2, 6-2の逆転で下し、地元ファンの声援に勝利で応えた。
今大会への出場は2000年以来となるハースは、第1セットでは1度のブレークをアンドレエフに許し先取されるも、第2セット以降は元世界ランク2位の実力を発揮。その後は1本のブレークポイントさえアンドレエフに与えず、第2、第3セットはいずれも2度のブレークに成功、1時間36分の逆転で勝利を飾った。
「こうして今大会へ帰ってこれて興奮しています。家族も見守ってくれている中、とても厳しい試合でした。アンドレエフも怪我から復帰の途中にいますが、こうして彼からクレーで勝利を飾る事が出来て本当に嬉しいです。」とハースは勝利の喜びを語っていた。
ハースと同様、地元から出場のC・M・ステベ(ドイツ)も第7シードのL・クボット(ポーランド)を6-2, 0-6, 6-3と出入りの激しい展開を制し、2回戦進出を決めた。
第1セットは2度のブレークに成功したステベが先取するも、第2セットはクボットが反撃に転じあっさりとセットを奪い返し、セットオールへと持ち込んだ。
勝敗を決める第3セットでは再び集中を増したステベが1本もブレークポイントをクボットに許さず、2度のブレークを奪い1時間41分で2回戦へ進んだ。
「第2セットはちょっと緊張してしまいました。今後は自分自身のプレーに集中して、落ち着いて緊張せずプレーする事を心掛けます。そうすれば上手く行くと思います。」とステベはこの試合の反省点を挙げていた。
ハースは予選勝者のP・セルベナクと、ステベは2009年の今大会チャンピオンのJ・シャーディ(フランス)とベスト8進出を懸けて2回戦で対戦する。この日セルベナクはS・スタコフスキ(ウクライナ)を6-1, 4-6, 6-1のフルセットで、シャーディは予選勝者のJ・ライスター(ドイツ)を6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
そのシャーディは「コート上でとても気持ち良くプレーが出来ました。自信を持って積極的なプレーが出来たのです。第1セットの第1ゲームでブレークに成功して良いスタートが切れたので、その後もリラックスしてプレーを続けられて、彼(ライスター)にプレッシャーを掛ける事も出来ました。」試合を振り返り自身のプレーに万足していた。
その他、先に行われたウィンブルドンで大番狂わせを演じたL・ロソル(チェコ共和国)も初戦突破を決めた。この日のロソルは第5シードのR・ハース(オランダ)から、1度もブレークを奪われず、各セットで1度ずつのブレークに成功、6-4, 7-5のストレートで勝利を飾った。
世界ランク100位で臨んだウィンブルドンの2回戦で、第2シードのR・ナダル(スペイン)をフルセットの末に下す番狂わせを演じたロソル。その試合では22本のサービスエースを叩き出していたロソルは、この日の試合でも12本のサービスエースを記録するなど、78分でハースを退けた。
ロソルは予選勝者のM・フィッシャー(オーストリア)を6-3, 6-3のストレートで下したB・パウ(ドイツ)と準々決勝進出を懸けて2回戦で顔を合わせる。
その他の試合結果は以下の通り。
T・ベルッチ(ブラジル) ○-× R・ケルン, 7-6 (7-3), 6-2
T・カンケ(ドイツ) ○-× F・チポッラ(イタリア), 6-3, 6-4
B・パイユ(フランス) ○-× E・シュワンク(アルゼンチン), 7-6 (7-5), 6-4
今大会の上位4シード選手は1回戦が免除されているため2回戦からの登場。第1シードがJ・ティプサレビッチ(セルビア)、第2シードがJ・モナコ(アルゼンチン)、第3シードがB・トミック(オーストラリア)、第4シードがP・アンジャー(スペイン)と続く。
今大会の優勝賞金は6万4700ユーロ。
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