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女子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン女子(スペイン/マドリッド、賞金総額375万5140ユーロ、クレー)は8日、シングルス2回戦8試合が行われ、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がA・フラヴァコバ(チェコ共和国)に6-3, 7-6 (7-2)で勝利するなど、シード勢が3回戦に進出した。
今季すでに4大会でタイトルを獲得しているアザレンカは、予選から勝ち上がってきたフラヴァコバから第1セットを先取すると、第2セットでも先にブレークに成功する。
しかしアザレンカは、第2セット第10ゲームでフラヴァコバにブレークバックを許してしまうと、このセットはタイブレークまでもつれる。そのタイブレークでは、5-1とリードを奪ったアザレンカがフラヴァコバを突き放して勝利、1時間45分で3回戦進出を決めた。
ブルークレーでの2試合目を終えたアザレンカは「少し集中力を欠いてしまいました。状況に対応しきれなかった部分もありましたが、素早く立ち直ったことには満足していますし、勝利できたので嬉しいです。」と、勝利の喜びを語っている。
アザレンカは3回戦で元世界ランク1位のA・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。第13シードのイバノビッチはこの日、N・ペトロワ(ロシア)を7-5, 6-1のストレートで下している。
アザレンカとの対戦が決まったイバノビッチは「彼女は素晴らしいプレーを続けていますし、彼女との対戦は誰にとってもチャレンジになります。ドローを見たとき、ここまで勝ち上がってナンバー1に挑戦したいと思いました。今日と同じようなレベルでプレーできれば、良い試合ができると思います。」と、意気込みを語っている。
第2シードのM・シャラポワ(ロシア)は、K・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-4, 6-3と1時間17分で下し、3回戦に進出している。
オープニングゲームからブレークに成功したシャラポワは、さらにブレークに成功すると4-1と大きくリードを奪うと、ザコパロバに1度のブレークバックを許したものの、セットポイントでこの日2本目のサービスゲームを決めてセットを先取する。
第2セットに入ると、再びシャラポワが序盤でリードを奪い試合の主導権を握ると、最後のマッチポイントではザコパロバが痛恨のダブルフォルトを犯しゲームセットとなった。
この他の試合の結果は以下の通り。
C・ウォズニアキ(デンマーク) (6) ○-× M・バーテル(ドイツ), 6-4, 7-6 (7-2)
S・ウィリアムズ(アメリカ) (9) ○-× A・パブリュチェンコワ(ロシア), 6-2, 6-1
V・レプシェンコ(アメリカ) ○-× S・ペア(イスラエル), 7-6 (7-2), 6-4
L・サファロバ(チェコ共和国) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-3, 6-4
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) ○-× S・シルステア(ルーマニア), 6-1, 3-6, 7-5
今大会の優勝賞金は63万1000ユーロ。
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