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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額44万2500ドル、クレー)は12日、シングルス2回戦6試合が行われ、予選勝者のM・ラッセル(アメリカ)が第1シードのM・フィッシュ(アメリカ)に6-3, 6-1のストレートで勝利、ベスト8に進出する番狂わせが起きた。
世界ランク9位のフィッシュは、先週末に行われたデビスカップ準々決勝では疲労を理由にアメリカ代表入りを辞退しており、この日は先月行われたマイアミ・マスターズ以来の試合となった。
「数週間前に起きた出来事が僕を苦しめています。」とフィッシュ。「明らかに、それを引きずっています。自分が自分でないと、誰にでも理解できると思います。」
一方で世界ランク136位のラッセルは、大きなチャンスがあると思っていたようだ。
「試合の序盤は、彼はとても良いプレーをしていたと思いましたし、互角でした。その後、彼のプレーが明らかに悪くなっていきました。」とラッセル。「その波に乗ろうとしただけです。」
この日の試合でフィッシュは、試合を通して52%の確率でしたファーストサーブが決まらなかった上に、5本のダブルフォルトを犯していた。それに対して33歳のラッセルは、70%のファーストサーブを決め、キャリア初となるトップ10からの勝利を挙げた。
「自分のサービスゲームではアドバンテージを握ろうとしましたし、彼のミスにも助けられました。素晴らしい展開でした。」とフィッシュは試合を振り返った。
またラッセルは「彼はポイント間で時間を取らなかった。普段では考えられない。リードされていたら、少しは時間を使うものだけど、彼は何かに急かされているようだった。彼を止めはしなかったよ。自分の勢いを維持したかったからね。」と、フィッシュのプレーに驚きを隠さなかった。
昨年の今大会では準々決勝で錦織圭(日本)に敗れていたフィッシュは「家族の元に帰って、状況を見極めたい。」とコメントを残した。
今大会の1回戦では添田豪(日本)との日本勢対決を制していた伊藤竜馬(日本)は、第4シードのJ・モナコ(アルゼンチン)に3-6, 3-6のストレートで敗退、自身初となるツアー大会でのベスト8進出はならなかった。
この日の勝利で、今季のクレーコートでの戦績を8勝2敗としたモナコは「少しずつだけど、プレーが良くなってきているし、勝利にふさわしいと思う。明日も良いプレーが出来るといいね。」と、調子が上がってきていることをアピールしている。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・アイズナー(アメリカ) (2) ○-× H・ゼバロス, 6-7 (3-7), 6-3, 6-2
K・アンダーソン(南アフリカ) (5) ○-× S・クエリー(アメリカ), 7-6 (7-3), 3-6, 7-6 (7-2)
R・スウィーティング(アメリカ) ○-× B・レイノルズ(アメリカ), 6-3, 6-2
R・ハリソン(アメリカ) ○-× I・クニツィン(ロシア), 6-2, 6-4
今大会の優勝賞金は7万9880ドル。
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