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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦、日本とクロアチアの対戦は10日、会場である兵庫県三木市のブルボン・ビーンズドームでシングルス2試合を行い、添田豪(日本)はI・ドディグ(クロアチア)に勝利したが、錦織圭(日本)はI・カルロビッチ(クロアチア)に敗れ、1勝1敗で初日を終えた。
客席が日本サポーターで埋め尽くされた会場では、両国の国歌斉唱など開会式が行われた。第1試合では前日の抽選で選ばれた添田とドディグが対戦、序盤2セットを連取された添田であったが6-7 (3-7), 3-6, 6-4, 6-3, 7-5の大逆転で勝利、日本にワールドグループ初勝利をもたらした。
4時間を超える死闘を制した添田は2セットダウンに追い込まれても「勝つことを意識せず、1ゲームずつ積み重ねた結果。」と冷静に試合を振り返っている。
また2005年から日本代表として今大会に出場している添田は「ほかのメンバーよりも長くデ杯には出場しているし、チームに安心感を与えられれば。」と、最年長メンバーとして自分の責任を果たしていた。
続いて行われた第2試合では、全豪オープンでベスト8進出の快挙を成し遂げえた錦織が登場したが、208cmの長身から繰り出すカルロビッチのサーブを切り崩すことができないまま、4-6, 4-6, 3-6のストレートで敗れた。
錦織のサーブから始まった第2試合、オープニングゲームで錦織がブレークピンチを切り抜けると、その後はお互いにサービスキープの展開が続く。ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲーム、錦織のミスを見逃さなかったカルロビッチがブレークに成功すると、続く第10ゲームをしっかりとキープ、セットを先取する。
この日だけで18本ものサービスエースを決めた強烈なサーブを軸に、ネットプレーなども織り交ぜ錦織にリズムを掴ませないカルロビッチは、第2セット第5ゲームでブレークポイントのチャンスを迎えると、ここで錦織が痛恨のダブルフォルトを犯してしまう。
会場を埋め尽くした日の丸が見守る中、何とかして逆転の糸口を見つけようとする錦織であったが、第3セット第7ゲームで4度のデュースの末にカルロビッチにブレークされてしまうと、第9ゲームでもブレークされてしまいゲームセットとなった。
試合後の会見で錦織は「予想通りの試合ないようだった。」としながらも、「イージーミスが多く、自分の良いリズムに乗ることが出来なかった。」と、自らのミスを悔やんでいた。また「自分のサービスゲームがキープできなかったのが敗因だった。」とコメントした。
この日の結果を受けて竹内映二監督は「1勝1敗は想定内。2勝0敗は簡単にはいかない。」と、全く動じた様子は見せなかった。また「オーダーは変えない。」と、メンバーへの信頼を示している。
一方でカルロビッチは「大きな勝利でした。ゲームプランが良くでいていて、いろいろとミックスしたことで彼にリズムを掴ませませんでした。」と、錦織からの勝利に手応えを感じていた。
対戦2日目となる土曜日はダブルスが行われ、日本からは伊藤竜馬(日本)と杉田祐一(日本)が、クロアチアからカルロビッチとL・ゾフコが出場する予定となっている。
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