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女子テニスツアーのニューヘイブン・オープン(アメリカ/ニューヘイブン、賞金総額61万8000ドル、ハード)は23日、シングルス2回戦4試合が行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)がP・エルコグ(スロベニア)に6-3, 6-0で圧勝、ベスト8に進出した。
トロントとシンシナティでは勝利することなく大会を後にしていたウォズニアキは、交際しているプロゴルファーのローリー・マキロイが観客席で見守る中、第1セット第8ゲームでブレークに成功し5-3とリードを奪うと、それ以降はエルコグに1ゲームも与えなかった。
1時間12分で快勝したウォズニアキは「私は試合が好きな選手ですし、何試合かこなしたときには良いプレーが出来るのだと思います。ですから、この大会に戻ってこれて、初戦を勝つことが出来たのは良いことです。」と、久しぶりの勝利を喜んだ。
今大会に初出場となる2008年以来、負けなしの3連覇を達成しているウォズニアキは、準々決勝で地元勢のC・マーケイル(アメリカ)と対戦する。マーケイルはこの日、C・スアレス・ナバロ(スペイン)に6-2, 6-2で快勝してベスト8入りしている。
先週行われたW&Sオープン女子の2回戦でウォズニアキから勝利している19歳のマーケイルは「彼女はナンバー1ですし、とても良い選手です。彼女に1度だけ勝利しているので、それ以上の自信を持つことはありません。」と、意気込みを語っている。
この他の試合では、第3シードのF・スキアボーネ(イタリア)がM・ニクルスク(ルーマニア)に6-2, 6-1で勝利した一方、P・ツェトコフサ(チェコ共和国)が第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)に6-4, 5-7, 6-3で勝利している。
またこの日は、残りのシングルス1回戦1試合も行われており、その試合はE・ヴェスニナ(ロシア)が第7シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)を6-4, 2-6, 6-4で破っている。
この試合中、第1セット第3ゲームがプレーされている時に地震が発生し、一時、選手も観客も会場から避難をする事態となっていた。そして2時間以上の中断後、安全が確認されて試合は再開された。
バージニアを震源地とするこの地震は、アメリカ東海岸を中心にホワイトハウスや国防総省も一時騒然となるほどの強い揺れが観測されている。震度は不明。
再開された試合では、第3セット第10ゲームでブレークに成功したヴェスニナがヤンコビッチを振り切っている。
「この日のことは、いつまでも覚えていることでしょう。」とヴェスニナ。「何も言えることはありません。地震が起きたあとに試合に勝利し、素晴らしい気持ちになりました。」
一方のヤンコビッチは、先週のシンシナティ大会で決勝に進出したものの、今大会では早い段階での敗退について、特に感想はないとしたが、地震のために2時間も待機させられたことに疲れを感じたとしている。
「コートに向かう前としては、良いものではありません。ソファに座っているわけではありません。どこか分からない所に座って、蚊に咬まれながら、虫やクモと格闘していました。」
今大会の優勝賞金は10万3000ドル。
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