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ナダル、フェデラーが敗退。ジョコビッチは逆転勝利◇W&Sマスターズ

男子テニスツアーのマスターズ大会であるW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額259万2000ドル、ハード)は19日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードのM・フィッシュ(アメリカ)が第2シードのR・ナダル(スペイン)に6-3, 6-4のストレートで勝利、ベスト4に進出した。

前日に行われた試合では、シングルスとダブルスを併せて5時間近くもコートに立っていたナダルは、試合を通して調子を上げることができず、2度のブレークを奪われると、1時間39分であえなく敗退となった。

これまで1度も勝ったことがなかったナダルから初勝利を挙げたフィッシュは「僕にとっては大きなチャンスでした。彼が前の試合ほど自信に溢れていない場所での対戦でしたから。」と、勝利の喜びを語っている。

3回戦でナダルは、同胞のF・ベルダスコ(スペイン)と3セット連続でタイブレークという大接戦を3時間38分で勝利すると、そのあとでダブルス2回戦に臨んでいた。その日が終る頃、ナダルの左足にはマメが出来ていた。

さらにナダルは、大会が始まる前に訪れたレストランで、熱せられた鉄板を右手で持ってしまい、人差し指と中指にヤケドを負ってしまい、患部に厳重にテーピングをした状態で試合に臨んでいた。

「特に良いプレーができませんでした。」とナダル。「今週は少しツキがありませんでした。指はヤケドをしてしまうし、昨日はとても長い試合になってしまいました。」

ナダルと6戦して全敗だったフィッシュは「勝てる感覚が本当にありました。このシナリオであったら、勝たなくてはいけません。」と、全ての状況が追い風になっていたことを理解していた。

2年連続となるベスト4入りを果たしたフィッシュは、準決勝で第4シードのA・マレー(英国)と対戦する。マレーはこの日、第10シードのG・シモン(フランス)に6-3, 6-3のストレートで快勝している。

またこの日は、第3シードのR・フェデラー(スイス)も大会を去る結果に終っている。今大会のディフェンディング・チャンピオンであるフェデラーは、第8シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦。試合はベルディフが6-2, 7-6 (7-3)で勝利して準決勝に進出した。

この試合の通して29本もの凡ミスを犯していたフェデラーは「彼のファーストサーブで良い読みができませんでした。彼は良いサーブを打ち、良い試合をしました。残念ながら、今日の僕は良いタイブレークが出来ませんでした。」と肩を落とした。

一方のベルディフは、第2セットの間に2度も肩の治療を受けており、シングルスのあとに予定していたダブルスを棄権していた。

試合後の会見でベルディフは「大会もここまで進んでくると、どういう感覚かどうかだと思います。良い睡眠がとれて、快適な目覚めであれば、その勢いでベストを尽くすだけです。」とコメントしている。

ベルディフは準決勝で、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチはこの日、第6シードのG・モンフィス(フランス)を3-6, 6-4, 6-3の逆転で退け、ベスト4進出を決めている。

先週行われたモントリオール大会でもモンフィスと対戦していたジョコビッチは、その時は6-2, 6-1で快勝していた。しかし、この日はオープニングゲームでブレークを許すと、そのまま挽回する事なく第1セットを落としてしまう。

第2セット終盤で決定的なブレークに成功したジョコビッチは、そのリードを守りセットオールとすると、第3セットでは2度のブレークで試合の主導権を握り、2時間33分で勝利を手にした。

今季の戦績を56勝1敗としたジョコビッチは「とても体力が必要な試合でしたが、何とか踏みとどまりましたし、良い勝利でした。激しい試合でしたし、とても緊張感に溢れていました。」と、試合を振り返った。

今大会の優勝賞金は49万6000ドル。

(2011年8月20日14時21分)

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