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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額205万ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第10シードのS・ストザー(オーストラリア)が第13シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を6-2, 5-7, 6-2で振り切り、見事、決勝進出を決めた。
第1セットのストザーはラドワンスカのサービスを3度ブレークし、そのまま同セットを6-2で先取する。
しかし粘りを身上とする22歳のラドワンスカは、第2セットの6-5からの第12ゲームでストザーのサービスをブレークし、同セットを7-5で奪うと試合をタイに戻す。セットポイントではナーバスになったストザーがダブルフォルトを犯した。
天王山の第3セットではストザーが先にラドワンスカのサービスをブレークし、5-2と大きくリードすると、最後は自分のサービスゲームとなった第8ゲームをきっちり締め、試合に終止符を打った。マッチポイントでは得意とするサービスがラドワンスカのコートに突き刺さった。
今大会で決勝に進んだことで、ストザーは月曜日に発表される最新の世界ランキングでトップ10に復帰する。
これについてストザーは試合後、「私の考えでは、テニスのようなプロのスポーツに従事する人は誰でもトップ10に入ることをまずは目標とします。その後、トップ5を目指しますが、トップ5入りした後はどうなるかはまったく分からないものです。ですが、初めてトップ10入りしたときは本当にうれしく思ったことは確かです。」と話している。
ストザーは今年2月21日に自己最高の世界4位まで上り詰めたが、現在は世界11位で、やや調子を落としている。ランキング降下は、昨年は全仏オープン準優勝したで、今年は3回戦でG・ドゥルコ(アルゼンチン)に敗れたのが一因だ。
一方、先週、アメリカ・サンディエゴで行われたマーキュリー・インシュアランス・オープンで右肩を故障しながらも優勝し波に乗っていたラドワンスカは、今大会で2週連続優勝、WTAツアー6勝目を狙っていたが、ストザーの勢いの前に惜しくも大会を後にした。ラドワンスカは9連勝中だったが、残念ながら10連勝とはならなかった。
勝ったストザーは決勝戦で足の怪我や肺血栓からの復帰途上にある元世界女王S・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。セリーナは準決勝で第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)を6-3, 6-3のスコアで退けての勝ち上がり。
今大会の優勝賞金は36万ドル。
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