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男子テニスツアーのレッグ・メーソン・テニス・クラシック(アメリカ/ワシントン、賞金総額116万5500ドル、ハード)は2日、シングルス2回戦4試合が行われ、地元勢のJ・ブレーク(アメリカ)が第8シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)に6-2, 6-4のストレートで勝利、3回戦に進出した。
元世界ランク4位のブレークは、2002年には今大会でタイトルを獲得、2005年には準優勝もしており、これまでに好成績を残してきている。しかし、度重なる怪我に泣かされ、今年3月には173位まで世界ランキングを落としており、今週は90位として大会に出場している。
この日の2回戦が今大会の初戦であったナルバンディアンに勝利したことにより、ブレークは今季2度目となるツアー大会で3回戦に進出したことになる。
31歳のブレークは「もし自分が170位だったら、楽しむでしょう。もし自分が世界4位だったら、それでも楽しむでしょう。引退するときであっても、楽しむことでしょう。」と、今の心境についてコメントしている。
この日のブレークはサーブが好調で、3本あったブレークピンチを全て切り抜けると、ファーストサーブが決まったときには、およそ8割のポイントを奪取していた。
「多分、この2年で最高のサーブでした。」と、ブレークは自分のパフォーマンスを評価した。
今大会1回戦では伊藤竜馬(日本)を下しているブレークは、3回戦で同胞のJ・アイズナー(アメリカ)とベスト8進出を懸けて対戦する。第11シードのアイズナーはこの日、T・カンケ(ドイツ)を6-1, 6-3のストレートで一蹴している。
ブレークとアイズナーは2週間前に行われたアトランタ大会でも対戦しており、その時はアイズナーが30本のサービスエースを決め、フルセットで勝利を収めている。
ともにフロリダに住んでいるブレークとアイズナーは、良く練習もする仲であり、今大会にはダブルスでペアを組んでいる。
アイズナーとの仲について聞かれたブレークは「僕らは本当に近所に住んでいるんだ。以前、家にいたときに、彼の家で朝食を毎朝食べているようなものだったよ。それに、彼は僕の冷蔵庫からたくさんの食材を持ち出したから、数千ドルは僕に借りがあるはずさ。僕らは良く練習もするし、彼のサーブは何百万と見てきました。」と、ジョークを交えながら答えている。
この他の2回戦では、第13シードのK・アンダーソン(南アフリカ)がC・グシオネ(オーストラリア)を3-6, 6-2, 7-6 (7-0)で、第16シードのJ・ニエミネン(フィンランド)がI・クニツィン(ロシア)を7-5, 6-4で下しており、シード勢が順当に3回戦に進出している。
この日は残りのシングルス1回戦7試合も行われており、主催者推薦で出場のR・ハリソン(アメリカ)がM・ズベレフ(ドイツ)に6-4, 1-6, 6-1で、R・スウィーティング(アメリカ)がA・ボゴモロフJR(アメリカ)に6-2, 6-4で勝利、地元期待の若手選手がともに2回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
G・ディミトロフ(ブルガリア) ○-× T・スミチェク(アメリカ), 4-6, 7-6 (7-3), 7-6 (7-3)
F・チポッラ(イタリア) ○-× M・イルハン(トルコ), 7-5, 6-0
M・ベレー(ドイツ) ○-× P・ロレンジ(イタリア), 7-5, 6-1
T・ハース(ドイツ) ○-× A・ディリック(アメリカ), 6-2, 6-3
S・デウバーマン(インド) ○-× D・グレメルマイヤー(ドイツ), 6-2, 6-3
今大会の優勝賞金は26万4000ドル。
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