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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、賞金総額1752万ユーロ、クレー)は大会初日の22日、男子シングルス1回戦15試合が行われ、第7シードのD・フェレール(スペイン)がJ・ニエミネン(フィンランド)に6-3, 6-3, 6-1のストレートで勝利、順当に2回戦に進出した。
この日のセンターコート第2試合に登場したフェレールは、ニエミネンに1本もブレークチャンスを与えない安定した試合運びを展開すると、試合を通して5度のブレークに成功、わずか1時間25分で初戦突破を決めた。
今季はクレーコートで16勝4敗と3大会で決勝に進出し、そのうち1大会でタイトルを獲得しているフェレールは、2回戦で地元勢のJ・ベネトー(フランス)と対戦する。ベネトーはこの日、R・マシャド(ポルトガル)に4-6, 6-1, 6-2, 6-0の逆転で勝利している。
フェレールに続いてセンターコート第3試合に登場した第17シードのJW・ツォンガ(フランス)は、J・ハジェク(チェコ共和国)に6-3, 6-2, 6-2のストレートで勝利、地元の声援に応えた。
2年連続で本戦出場となった錦織圭(日本)は、ルー・イェンスン(台湾)とのアジア勢対決に6-1, 6-3, 6-4のストレートで勝利、昨年に続き2回戦に進出している。
昨年の2回戦ではN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた錦織は、第31シードのS・スタコフスキ(ウクライナ)と対戦する。スタコフスキは地元勢のD・グエス(フランス)に6-7 (7-9), 6-3, 6-3, 6-3の逆転で勝利、初戦突破を決めている。
第14シードのS・ワウリンカ(スイス)は、予選勝者のA・ジュンス(フランス)に第1セットを奪われたものの4-6, 6-3, 6-4, 6-2で勝利、2回戦に駒を進めている。
試合時間2時間27分と世界ランク178位のジェンスに予想外の苦戦を強いられたワウリンカは「毎年のことですが、1回戦は簡単にはいかないと予想していました。序盤では少し調子が上がりませんでした。試合の流れを掴むまで時間がかかりました。簡単な初戦というのはありえません。」と、グランドスラム初戦の難しさを語っていた。
その難しさを証明するかのように、大会初日から波乱が起きている。R・ラミレス=イダルゴ(スペイン)が第19シードのM・チリッチ(クロアチア)に7-6 (7-5), 6-4, 6-4のストレートで勝利、2回戦に進出している。
2006年の今大会で4回戦に進出したのを最後に、グランドスラム本戦での勝利から遠ざかっていた33歳のラミレス=イダルゴは「今シーズンで最高の勝利なのは間違いないね。新しいキャリアの始まりとは言わないけど、それに近い気持ちではあります。」と、金星を喜んだ。
この他の試合の結果は以下の通り。
G・ガルシア=ロペス(スペイン) (30) ○-× R・ケンドリック(アメリカ), 6-1, 7-5, 4-6, 6-3
M・テイシェイラ(フランス) ○-× V・ミロ(フランス), 6-2, 5-7, 6-7 (4-7), 6-4, 6-1
G・ルファン(フランス) ○-× A・マンナリノ(フランス), 6-2, 6-3, 6-2
A・モンタネス(スペイン) ○-× M・ジケル(フランス), 6-4, 6-4, 6-2
B・カブチッチ(スロベニア) ○-× E・ガルビス(ラトビア), 6-1, 6-4, 6-2
P・リバ(スペイン) ○-× I・ドディグ(クロアチア), 6-3, 3-6, 7-6 (8-6), 6-4
A・セッピ(イタリア) ○-× T・ガバシュビリ(ロシア), 6-3, 7-5, 7-5
F・フォニュイーニ(イタリア) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 6-4, 6-2, 6-2
この日の1回戦でモンタネスと対戦する予定であったL・ヒューイット(オーストラリア)は、試合開始の直前に今大会の欠場を表明、ラッキールーザーとしてジケルが急遽試合を行うこととなっていた。
今大会の優勝賞金は120万ユーロ。
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